かぜはどこへいくの」 みんなの声

かぜはどこへいくの 作:シャーロット・ゾロトウ
絵:ノッツ・ハワード
訳:松岡 享子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1981年03月
ISBN:9784033271200
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 31
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31件見つかりました

  • こんなお母さんになりたい

    素晴らしい絵本ですね。
    人間は好奇心のかたまり。特に子供は頭も柔らかく、何にでも興味を持つし、何でも知りたがります。ウチの3歳の子もそう。いつもいろんなことを質問されます。
    その質問の一つ一つに、面倒くさがらず、できるだけ丁寧に、分かりやすいように、子供だからといって適当に答えないように努力しているつもり。
    でも、この絵本に出てくるお母さんの受け答えは素晴らしいわ。
    子供の好奇心の芽をつぶさないように、こんな答えができるお母さんになりたいな。

    投稿日:2006/03/19

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  • 終わりはないんだよ。

    なぜ昼はおしまいになるの?−また別のところではじまるの。 風はやんだらどこへいくの?―遠くへふいていって、また木をゆらすのよ。男の子は自然にいつも驚きや疑問の目をもって見つめ、お母さんに問い掛けます。そして、お母さんは優しく、丁寧に答えていきます。 どんなものも、いつも終わることはない、いつも次のステージへと進んでいるのです。私が進んでいないと思ったって、先が見えなくても、新たな一歩の上にいるのです。柔らかな線描画とともに、親子の対話が心に広がる作品。

    投稿日:2005/08/29

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  • この母は、素晴らしい。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    夜寝る前の穏やかな一時、息子が母親に、たくさんの質問をします。
    「どうして、昼はおしまいになってしまうの?」
    「風は、やんだらどこへいくの?」
    「山は、てっぺんまでいったら、どこへいくの?」
    彼の、好奇心は果てしがありません。どれも、私にとっては、そんなこと突然聞かれても、適当な返事しかできないわ、というものばかり・・・。きっと、こんなにたて続けに聞かれたら、面倒臭くなってしまって、「いいから早く寝なさい。」と、言ってしまうでしょう。
     でも、この絵本の中の母は、賢く、穏やかで、実に優しいのです。きっと、こんな母に育てられた子供は、同じように穏やかで、賢い人間になるのでしょうね。
    この賢い母の、答えが、どれも素晴らしく、思わず「うーん。」と、唸ってしまいました。
    我が家の息子も、質問好きなので、いつでも答えられるように、この絵本は、手元に置いておきたくなりました。

    投稿日:2004/06/29

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  • 言葉のあたたさ

    • まりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳

    白黒の鉛筆がが想像力をかきたてます。
    【空のいろは あおからピンクに ピンクから不思議な夕方の紫色にかわりました】
    これを鉛筆がで描いているんです。
    他にも、真っ赤なおひさまとか金の雲とか
    色の一つ一つ、想像できて楽しいです。
    ストーリーは母親が小さな男の子に
    【この世のものすべては 終るのではなく 別の所で再び違ったかたちではじまるのよ】
    ということを教えるお話なんですが、
    言葉がとてもあたたかく、その温度まで伝わってきそうです。

    投稿日:2003/11/25

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  • 親子の会話の素晴らしさ。

    • ママちゃんさん
    • 20代
    • ママ
    • 栃木県
    • 男の子4歳、男の子1歳

     男の子が、お母さんに疑問を聞き、母親が答えるのですが、そのお母さんの会話がとてもお手本になりました。
     何でも終わることなく、続いていると教えるのです。季節も自然も皆巡っていると。
     とにかく、是非読んでみてください。
     子供に聞かれる問いに、色んな答えが、見つかると思います。

    投稿日:2003/11/07

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  • 優し気な言葉とデッサンのような絵

    風は吹いて、また別のところに行きます。
    風も雨も、おひさまも、道も、、、
    男の子の疑問に優しく答えるおかあさん。
    すべての時間が、休みなく 移り変わってゆく様子を
    男の子と一緒にみたり、感じたり、想像したり、、、
    優し気な言葉と、デッサンのような絵が心地よいです。
    ーどんなものもおしまいにならない。またべつのところではじまるーという
    ような文章が印象的でした。

    投稿日:2018/02/02

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  • おしまいになってしまうものは、何もない

    「昼がおしまいになったら、お日さまはどこへいくの?」「風はやんだら、どこへいくの?」私も子どもに聞かれたことがあるような質問が並んでいました。このおかあさんは、男の子がすぐに納得できる答えを、
    やさしく教えてくれます。こんなおかあさんだったらこどもは安心するだろうなぁと思い、自分の態度を反省。
    質問攻めの子どもに向かって「もうしつこい・・・」なんて、いけませんよね。
    とにかくこのおかあさんの質問の答えが素敵です。「昼はおしまいにならないわ。
    おしまいになってしまうものは、何もないの。
    別のところでまたはじまるの。どんなものでもよ」という言葉に感動しました。
    こんな風にこどもに言ってきかせることができたら、本当に素敵だなと思います。

    投稿日:2012/04/12

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  • 哲学の絵本だな〜

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    哲学の絵本だな〜と、思いました。
    哲学というと、難しい学問だと思う人もいると思いますが、
    日常のなぜ?どうして?という気持ちや、それについて考えることが「哲学」なんですよ。

    ところで、この絵本は表紙絵以外、どうして白黒なんでしょう?
    何か意図があってのことなんでしょうか?
    ただただ、鉛筆で表現したかったのでしょうか?
    絵本の中の少年(主人公)は、小学校低学年くらいですが、
    あまり小さなお子さんにはお薦めしたくないかな〜。

    この絵本を読んだり、聞いたりして、心の中でじっくり考えられるような年ごろのお子さんに薦めたいです。

    投稿日:2010/05/07

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  • いい絵本なんだけどなぁ

    • ハリボーさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、女の子0歳

    鉛筆画でやさしく描かれた絵に、男の子とお母さんの温かいやりとり、読んでいて心がすーっと心地よく、大自然に身を任せているようなそんな気持ちになりました。

    ただ、そう感じたのは親の私だけで、3歳の息子は表紙を見るなり「怖いから読みたくない。」と言って、少しも読ませてくれませんでした。内容的にも、質問ブームの息子にはちょうどいいと思ったのに、まだ早かったかな。それとも、子ども向けとうより、子どもをもつ親が読むといろいろ感じるものがあっていいのかなと思いました。

    投稿日:2007/07/11

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  • お母さんと子供の会話があたたかい

    • ムースさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子8歳、女の子3歳

     タイトルの通り、子供が寝る前にたくさんの質問をお母さんにたずねるふれあいが素敵な絵本。昼がおしまいになったらお日様はどへ行くの? 風はやんだらどこへ行くの? 山はてっぺんまでいったらどこへ行くの?…知りたいことがたくさんの時期ってありますよね。この男の子もなんでも知りたい時期、たくさん質問をします。お母さんの答えがまた素敵です。鉛筆画も柔らかく、やさしい感じをよく出しています。
     息子にはちょっと長かったのかな、それとも、なんでも知りたい時期を過ぎてから読んだからあまり反応がなかったのかな…。「もう一度読んで」は聞かれませんでした。

    投稿日:2002/11/24

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