すみれ島」 みんなの声

すみれ島 作:今西 祐行
絵:松永 禎郎
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1991年12月09日
ISBN:9784034380604
評価スコア 4.92
評価ランキング 4
みんなの声 総数 23
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23件見つかりました

  • 無人島にスミレがいっぱい咲いた理由

     九州の特攻隊と小学生の話です。
     戦争が報道されている今だからこそ子供たちに読んで聞かせてあげたい一冊です。
     言葉に表されていない内容の重さに子供たちより私のほうが声が詰まってしまいました。
     すみれで相撲をするシーンでは「戦争中なのにそんなにのんびりしているのは何で?」と子供に聞かれましたが、私は余りにも辛くてすぐには答えることが出来ませんでした。
     静寂の中プロペラの音が聞こえてきそうな戦闘機。すみれを持つ特攻隊員の表情。
     子供がこんなふうに戦争に行って闘う事になったら…。大人の皆さんにも読んで欲しい本です。

    投稿日:2003/04/10

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  • まだ娘は7歳なので戦争のお話は先に目を通してから読むようにしています。読む前に「戦争のお話だけど読んでも大丈夫?」と確認して心の準備をさせてから読みました。
    「特攻隊」という部隊があったこと、それは当時の小学生でも深い理解はできていなかったかもしれません。残酷で悲しい過去の現実ですが、目を逸らしてはいけない事実です。当時の隊員たちに思いを寄せて、戦争の悲劇の中でも心温まる瞬間があったのだと、そうやって慰められるのは未来を生きる私たちの方かもしれませんね。今の子どもたちには遠すぎる過去のお話ですが、二度と同じ過ちを繰り返さない強い決意を持ってもらえたらと思います。

    投稿日:2022/07/20

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  • 特攻隊について

    図書館での「平和を考える」テーマの特設コーナーで見つけました。
    太平洋戦争中、特攻隊として出陣していく若者たちに、子供たちがすみれの花を送りました。
    特攻隊の中に、敵の船にあたらず、ある島に墜落した若者がいました。その島はやがてすみれの花でいっぱいにります。
    特攻隊というものをきちんと理解するのは難しいかもしれませんが、忘れずに語り続けなければいけないことなのかなとも思います。美しい色合いの挿絵なので、悲惨な感じはなく、読みやすかったです。

    投稿日:2022/04/12

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  • 知ってほしい。

    親の私が子供の頃は、絵本だったり児童書だったり映画だったり、そして修学旅行先だったり、戦争ものをよく見聞きした覚えがあります。
    そして、小学生の子供を持つ親になった今、子供はあまり戦争のお話の絵本や児童書を読みません。
    読む機会がないのか、遠い関係のないことのような感覚なのか、よくわからなから知らないからなのか。。。
    でも、戦争という過ちは決して繰り返してはならないし、今ある私達の命は当時の彼らの犠牲の上にあるありがたい命。
    そんな命の大切さ平和の尊さをやはり未来を担う子供達には知ってほしい感じてほしい。
    この絵本、我が子に多くの子供達に読んであげたい絵本に思います!!

    投稿日:2019/08/02

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  • やっと読むことができました。
    すみれ島表紙とこのタイトルはとっても
    きれいですがすがしい感情が残る絵本だと
    おもうでしょう。

    ですが、なぜ島にすみれが咲くのか。
    それは特攻花で特攻機が墜落したときに
    こぼれた種が咲いたもの。

    読み聞かせでは平和について、今、むかしといった
    ことをテーマにむかしの平和について読みました。

    そしてテンニンギクの写真をみせました。
    テンニンギクはオレンジの鮮やかな花です。
    でも、この本はすみれ。可憐で小さなすみれが
    あたり一面にさくと一つの島も青くなる。
    それだけ特攻隊の人々が南の海で散ってしまったということ。
    よみきかせに良い本だと思います。

    投稿日:2019/06/20

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  • みんなに読んでほしい

    久しぶりに子供に本を読んであげようと思って、9歳ぐらいの子供への絵本におススメだったので内容を知らないで読み始めました。

    最初の作者の言葉に目が留まり・・「戦争の話だ」とわかりました。
    子供には「この本読もうね〜」と言っていたのでもう読むしかない。

    読んでるうちに私の目からポロポロ涙が・・
    気づけば息子も目からポロポロ・・
    読み進めるのが大変でした。親子二人で最後まで泣いていました。

    読み終わり、子供と戦争の話になりました。
    自分の子供があるていど理解していることにも驚きました。
    これから戦争について学ぶ子供にはもちろん、戦争を知らない親世代にもおススメの本でした。

    投稿日:2016/03/01

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  • ぜひ読んでおきたい絵本です。

    50代半ばを過ぎている私も戦後に生まれています。
    戦争については、高齢者から聞いたり、
    新聞、本、映画などから知ったことしかありません。

    絵本でこのような大切なことを伝えてくれるものが
    あっったこと、貴重だと思います。
    これは年齢に応じて
    ぜひ読んでおきたい、伝えてほしい内容です。

    戦争では多くの尊い命が犠牲になるのです。
    絶対に戦争が起きてはいけないのです。

    大事にしたい絵本だと思いました。

    投稿日:2015/06/16

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  • 涙が止まりませんでした

    「この本いいですよ
    ○○先生が薦めてくれて読んだんですけど」
    と、図書パートの方に教えられました

    きれいな絵で
    黒井健氏のようなタッチだなぁ・・・
    と、読み始めたら
    「特攻隊」と小学生との素敵なお話
    でも・・・悲し過ぎます・・・
    せつなくて

    特攻隊の方達は、息子より若い・・・
    親の気持ち
    素直で無邪気なこども達に
    伝える先生の気持ち・・・
    いろいろな気持ちがいっぱいになり
    涙涙涙・・・(/_;)

    戦争体験のない幸せな世代ではあります
    でも、体験者の親戚から話を聞いたり
    本で、学校の授業で
    辛い、悲しい、残虐な話を聞いたり
    そこから想像するだけで
    悲しくなったものです
    だからこそ、争いのないようにーと
    強く願ってました
    努力しなくちゃ
    って自分は、何が出来るんだろう・・・とも
    世界のあちことで
    まだ争いがあったりするし・・・

    子ども達に伝えるには・・・課題でした

    8月の終戦記念に合わせてとか
    絵本を選ぶのに苦戦している方がいらっしゃいました

    この絵本を今度、教えましょ
    中学生、大人にももちろんお薦めです

    でも、私は読めないなぁ・・・
    涙涙でだめなんですよ・・・

    投稿日:2013/10/25

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  • 死ぬための出撃

    死ぬために飛行機に乗る、特攻隊員と
    心の交流をした子供たちの物語です。

    お国のために
    「明日出撃して死んできなさい」と命じられたものの心が
    じわじわと伝わってくる一冊だと思います。

    母である私でさえ
    こういった事実を最近まで知りませんでした。
    今の平和の礎には
    無残な歴史があったのだということは
    伝えて行かなければならないことだと思います。

    投稿日:2013/09/24

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  • 涙がこぼれます

    きれいな題名
    きれいな表紙 だな・・・と
    図書館でなにげなく手にしました。

    その場でパラパラと読み始めると
    涙がポロポロポロ
    図書館で涙が止まりませんでした。

    戦争中にあったお話です。
    特攻隊を知らない無邪気な子供は飛行機を見て喜びます。
    出撃前夜に子どもたちからスミレの花を贈られた
    若い隊員の書いた、子どもたちへのお礼の手紙は、
    涙なしに読めません。

    戦争中、命令一つでこんなふうに命を終わらせなければならなかった若者たちがいるということを 想像できる年齢にこそ読んで欲しい絵本だと思いました。

    とても美しく、とても哀しいお話です。

    投稿日:2013/05/14

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