ゴリラのパン屋さんが開店しました。でも、森の動物たちは店先まで来るものの、ゴリラを見ると怖がって、誰もパンを買ってはくれません・・・。
ゴリラのパン屋さん、本当はとっても優しくて正義感のあるゴリラなのに、誰も分かってくれずに一人売れ残ったパンを食べている姿に切なくなりました。
見た目で判断するのは良くないことと分かってはいても、どうしても先入観というものがつきまとってしまいがち。
でも、このお話の中のうさぎたちは、しっかりとゴリラの優しさを感じ取ったんですね。うさぎたちをきっかけに、大繁盛したゴリラのパン屋さん。こちらまでなんだかほっとしてしまいました。
大人にも何か訴えかけてくるものがある絵本です。