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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

むこうがわのあのこ」 ママの声

むこうがわのあのこ 作:ジャクリーン・ウッドソン
絵:E.B.ルイス
訳:さくま ゆみこ
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2010年11月
ISBN:9784895728188
評価スコア 4.59
評価ランキング 5,346
みんなの声 総数 16
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  • 考えさせられる絵本

    「さく」のこちら側に住んでいる黒人の女の子と向こう側に住んでいる白人の女の子が次第に仲良くなっていく物語。
    いつも一人で遊んでいる白人の女の子を「さく」のこちら側からみているわたし。
    雨上がりの気持ちのいい日、わたしは、白人の女の子アニーと友達になる。きっかけは、アニーが話しかけてきたこととその笑顔。
    人が人と交わるきっかけは、ほんの小さなことだけれど、、とても勇気のいること。それを助けてくれるのが笑顔。これは、大人も子供も同じだな、と思った。

    お互いさくを越えてはいけないと言われているのでさくの上に座って時を過ごす。
    初めはわたしの友達はアニーとは遊ぼうとしなかったけれど、次第に一緒に遊ぶようになる。
    人種は違っても人はみな同じ、心の垣根を取り払い仲良くすれば、楽しみも倍増することを、感じた。
    また、高い「さく」からの眺めは、広い視野を持つことの大切さを語っているように思う。
    人と人が仲良くなることの本質を問いかけられているような絵本です。

    投稿日:2013/09/05

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    2
  • 触れ合い

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    人種差別を背景に描かれた絵本で、
    でも辛辣に描かれていなくて、
    日常の中の子どもたちの触れ合いから描かれているので、
    小さい子にも読みやすかったです。

    お母さんが偏見にみちた態度で反対しないところもよく、
    (もし私だったらこんな態度がとれたかしら・・・)
    大人が凝り固まってできない偏見や差別も
    子ども同士のこんな触れ合いから、相手のことを知り、
    柵は壊れていくのでしょうし、そう願います。

    投稿日:2019/11/12

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    1
  • 子どもだからこそ

    黒人と白人の人種差別について描かれています。

    登場するのは子供たち
    柵を挟んで交流を深めていく、白人の子供と黒人の子供・・。
    親からは「その柵を超えてはいけない」と言い渡されているものの
    子どもたちは、苦も無く、その物理的な「柵」を超えてしまいます。

    いつからかつくられた、いろいろな意図を持った「柵」を
    この子たちが大人になるとともに
    ぶち壊してくれるのではないか・・。
    そんな希望あふれる一冊です。

    投稿日:2016/07/02

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    1
  • 子供に人種は関係ない

    人種問題がテーマの作品です。

    でも、子供にとっては人種は関係ないのでしょうね。
    我が家でも、こんなことがありました。
    最近、娘のクラスに転校生がきて、名前を尋ねたところカタカナの名前でした。
    私が「じゃあ、外国人なんだね」と言ったら、「違うよ、だって日本語しゃべれるもん、日本人だよ。みんなと同じ」と。
    肌の色や名前といった第一印象で判断してしまうのは、大人だけなのだと思いました。

    この絵本のように、人種による問題が少しずつでも解決すると、もっといい世の中になると思いました。

    投稿日:2012/12/10

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    1
  • 差別を真っ向から描いた一冊

    • きゃべつさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    題名に惹かれて手に取ってみました。
    まさか「むこうがわ」が柵の向こう側、つまり人種差別問題の絵本だとは思いませんでしたが・・
    難しいテーマに正面から取り組んでいる良作でした。

    街を仕切る長ーい柵
    その柵を挟んで黒人の女の子と白人の女の子が次第に心を通わせていきます。
    お互いになんとなく気になる感じが、情緒的な絵でとても上手に表現されています。

    柵に座ればいいんだと思いつく子供たちのアイデアには感服しました。
    子供の心は大人には縛れないのですよね。

    短いストーリーの中にたくさんのことを語っている一冊でした。

    投稿日:2011/04/30

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    1
  • 子どもたちの表情やしぐさを堪能して

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子11歳

    「かあさんをまつふゆ」と同じ作家:ジャクリーン・ウッドソン、画家:E.B.ルイスと、同じ翻訳者:さくまゆみこさんのタッグです。
    細かいことはナビのみなさんが素敵な感想をたくさん書いてくれているので、それを読んでください。

    この絵本を読み聞かせするとしたら、小学校高学年くらいから中学生、高校生がいいと思います。
    普通の絵本よりやや大型本だし、絵自体がはっきりとした写実的な絵でとても見やすいです。

    この絵本に登場する子どもたちの表情がとても豊かで素敵です。読む時はぜひ、ゆっくりとページをめくって、作品中の子どもたちの表情やしぐさをじっくり堪能してください。

    投稿日:2011/04/28

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    1
  • 肌の色で何が違うのか

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子10歳、男の子8歳

    出てくるのは黒人の女の子とその友達、そして柵の向こう側に住んでいる白人の女の子。

    黒人の女の子達は、お母さんから白人と遊んじゃいけないと言われているので、白人の女の子が「入れて」と言っても、入れてあげません。

    もっとも、大概は白人は黒人とは遊びたがらないように思いますが、そういう子は、親の影響が大きいのでしょうね。

    自分の目で見て、聞いて、正しい教育を受けていれば、人種差別なんてくだらないとすぐにわかるでしょう。

    この世から早く色んな差別がなくなることを望みます。

    小5の長男は、テレビなどで人種差別を見て知っているせいか、興味深そうに聞いていました。

    投稿日:2011/03/22

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    1
  • さらりと飛び越えて

     町をしきる柵。その長さに複雑な気持ちになりました。人種問題の根深さはなんとなく知っていても、私などはなかなかわからないことです。
     この長い長い柵を、大人たちはどんな気持ちでつくったのでしょう。
     この長い長い柵を、子どもたちは、さらりと飛び越えてしまいます。

     著者紹介にもあるように、「深みと美しさを兼ね備えた写実的な絵」がとても見応えがあります。女の子たちの気持ちが、よく伝わってきます。
     すっきりとした日本語訳も、お話にぴったりでした。

    投稿日:2011/03/13

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    1
  • 短い話ですが

    さくまゆみこさんは新刊があれば必ず読む訳者さんです。

    時間の経過と心理的距離の縮まり方。

    柵が差別の象徴的な意味を表していること。

    短いお話ですが、絵から文からいろいろなものが垣間見えます。

    子どもは大人よりも、物事をシンプルに受け止めるし、柔軟であると常々思っています。

    「一緒に遊びたい」「仲良くなりたい」そんな率直さが、心の垣根を越えるかもしれません。

    奥にひそむテーマは重たいけれど、その重たさを感じさせない、子どもたちの明るさがあるように思いました。

    絵は『かあさんをまつふゆ』のE.B.ルイス。

    毎回素敵な絵を描かれるなあと思います。

    投稿日:2011/02/19

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    1
  • 子どもたちは仲良くなれる

    黒人と白人の居住地の間には柵がある。実際にある柵だけど、それにどんな意味があるのか…子どもたちにとっては関係ない。友だちになりたければなるし、仲良くなれる。理解しあえる。子どもに古い価値観を押し付ける大人の情けなさを感じた。

    投稿日:2022/08/12

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