ふるびたくま」 みんなの声

ふるびたくま 作・絵:クレイ・カーミッシェル
訳:江國 香織
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1999年08月
ISBN:9784892387227
評価スコア 4.65
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みんなの声 総数 22
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22件見つかりました

  • 宝物を大事にする気持ちは…

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    この絵本…ヤングアダルトの棚にありました。
    読んでみましたら 
    小さな子供でも十分理解出来る内容です。
    でも あえて児童書と一緒に並べられていないのは
    読んだ年齢によって 
    感じ方が随分変わってくる絵本だからかもしれません。
    そう考えると 
    小さな子供さんへのプレゼントとして贈ったら
    大人になってからも 
    楽しんでもらえる絵本ではないでしょうか。
    宝物を大切にする気持ちが 
    自分を…家族を… そして友達を大切にする気持ちに
    育っていくのかもしれないな…と思わされました。

    投稿日:2007/03/08

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  • 読み終わった後、心が癒されます

    • すずらんぷさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子11歳、女の子9歳

    我が家の上の娘もぬいぐるみが大好き。でも、新しいものが増えていく一方で、あまり使わなくなったものは押入れの中にしまわれています。そんなぬいぐるみたちを、たまには外に出して、お日様の下で干してあげなきゃな‥とこの絵本を読んで思いました。
    この絵本の主人公のくまはずっとクララのお気に入りでした。出かける時も一緒、夜は同じベッドで眠ります。でもある日、くまは、すっかり古く、いたんでしまった鏡の中の自分の姿を見て、「クララはもうすぐぼくなんかいらなくなる」と思ってしまいます。
    その後のくまの行動がとてもけなげで、いじらしく泣かせます。
    他のぬいぐるみ達にもちょっと心無い言葉を言われたりして、とってもかわいそうなのですが‥‥

    最後はくまのとびきりの笑顔が見られて一安心。
    実話をもとにしている、とのこと。クララはとても素敵な女の子ですね。
    ちょっと辛い事があった時、心が落ち込んでいる時、折にふれて開いてみたい絵本です。慰められ、癒され、そして元気が出る、不思議な魅力を感じます。

    投稿日:2007/02/19

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  • ぼくなんか いらないんだ

    • MAYUMIさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳

     ぼくなんていらないんだ・・・と思い込んでしまった
    ふるびたくまの切ない思いが溢れています。
    自分は要らない存在だと思ってしまったら、
    殻に閉じこもって、
    本当のことが見えなくなってしまうこと・・・ってありますね。
    自信を失くしたふるびたくまの気持ちが痛いほど伝わってきます。
    背中に絆創膏を貼って座り込んでいる後ろ姿や、
    廊下の隅でぐったりとうな垂れている姿を見ると、
    本当に悲しげで抱きあげて慰めたくなります。
    だから、余計に、
    赤いスーツを着てポーズを取っている場面が心に残ります。

    投稿日:2007/02/14

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  • ぬいぐるみの気持ち・・・

     私にも、小さい頃から大切にしていたしろくまの人形がありました。
     しかし、私も大きくなっていて、その人形のことをすっかり忘れていた時、この本を読み終えた私は泣きそうになりながら必死にしろくまの人形を探していました。
     ものの大切さを忘れている今の子供たちに、ぜひ読んでもらいたい作品です。

    投稿日:2007/02/04

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  • 自信のないくま

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    今の子どもたちは、自信がなくて、ともだちに嫌われないように、
    びくびくしている面があるようです。
    とてもかわいそうだと思います。
    本音が言えないし、自分を出せないし。
    もっと、自分を好きになって、自信を持ってもらいたいです。
    きっと捨てられると、悲しみいっぱいに待っているくまが、子どもたちと重なってみえました。
    ハッピーエンドのこの絵本を読んであげたいです。

    投稿日:2006/12/21

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  • ものを大事にしなさい,と口で言うよりずっと説得力のある本です。
    ものを大切にするきもち,弱者をいたわる気持ち
    お説教でなく,理屈でなく ぬいぐるみのくまがそっとそれをおしえてくれます。
    やさしい文章なので3歳からでも理解できそう。
    そして小学生になっても中学生になっても 読み返して気持ちを浄化できる,そんな本だと思います。

    投稿日:2006/11/24

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  • 大事にする気持ち

    映画トイストーリーが賑やかに物を大事にする事を教えてくれるのとは逆に寂しさを強調して伝わってきます。

    大人になってもぬいぐるみ好きな私は今もボロボロになったぬいぐるみがいくつかあります。でもその影で捨ててしまった子たちもいて、その子たちを思い出し寂しくなりました。

    どんなものに対しても愛情をもって大切にする気持ちを思い出させてくれる良い絵本だと思います。色は淡く美しく大人が読んでも楽しめる1冊です。

    投稿日:2006/11/16

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  • このくまはよかったけど、私のあの子は?

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳

    誰にでも、ひとつやふたつ、幼い頃いつもいっしょに過ごしたぬいぐるみが、いるのではないでしょうか?
    ぼろぼろになった古びたぬいぐるみを、今でも大事にとってある、という人はいないかもしれません。
    だから、何だかせつなくなってしまうお話です。

    ふるびたくまの行動はいじらしく、涙をさそいます。
    特に長女は、自分がかつて大事にしていたぬいぐるみに、想いを馳せ、「今からでも間に合うなら・・・」と思ったにちがいありません。

    このお話の中の、かわいいくまは、素敵なプレゼントをもらい、ハッピーエンドで、本当によかったと思います。(しかも、実話だというから、なお感動します。)

    「物を大切に!」と口で言っても、なかなか伝わらないけれど、ぬいぐるみの立場からかかれた、このお話を読むと、よく伝わります。
    ついつい、子供が遊ばなくなったおもちゃを、捨てたりフリマに出したりしてしまいがちですが、買い与える前に、もっとよく先のことまで考えたいですね。

    絵が優しく、私の大好きな水色を基調にした表紙にも惹かれました。ちょっと小さめのサイズも持ちやすくていいです。

    投稿日:2004/09/08

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  • 切ない思い

    • 藍ちぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子7歳

    目も鼻も取れかかってしまいクララに捨てられるのを怯えていたクマ。このクマは、必要とされなくなったヌイグルミたちがどういう運命を辿っていくかを知っているから不安でたまりません。
    その運命の日のカウントダウンが1日でも延びるように必死で、クララが一緒に遊ぼうと誘っても自分がこれ以上古びてしまなわいよう動かないでじぃーっと過ごす。

    最後は幸せな気分になれるエンディングです。
    図書館で何気なく手にした本ですが、主人が「クマがどうなるかドキドキしながら読んだ」と、私より娘より先に絵本の世界に入り込んでいたようです。
    娘も、自らゴミ箱に向かったクマの姿をみて涙ぐんで心配してました。
    私にとっても娘にとってもお気に入りの一冊です。

    投稿日:2004/08/30

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  • とってもせつないお話しです。

    • ぴあのさん
    • 30代
    • その他の方
    • 愛知県

    幼い頃、ぬいぐるみのひとつやふたつは必ず身のまわりにあったという人は、少なくないでしょう。女の子だったら、片時も離さずいつも一緒で、色も薄汚れてクタクタになってしまったぬいぐるみを持っていたり、男の子だったら、ひっぱったりけったりと乱暴に扱いすぎて縫い目がほどけてしまったぬいぐるみが家の中にころがっていたりとか・・・。
    少し大きくなった子供たちにその頃のことを思い出しながら読んでもらうのもいいし、また、今まさにそんなぬいぐるみを持っている子供たちに読んであげたとしたら、どんな反応を示すのでしょうか?
    相手の気持ちを思いやる心、ものを大切にする気持ちなどもこの絵本から読み取れるのではないかと思います。

    投稿日:2004/03/09

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