ちょうど、学校でリコーダー練習が始まった2年生の冬に読みました。
苦手なリコーダーを練習するなか、ささくれ立った男の子の気持ちを、
子ぎつねの優しい気持ちが徐々にほぐしてゆきます。
男の子に「きらい」と言われたとき、
「すき」と言ってもらえたときの、
それぞれの子ぎつねの気持ちの描写が繊細で、
優しい水彩画のような絵とぴったりです。
きっと子どもにも、相手を思いやることの大切さがストレートに伝わると思います。
クラスにきっといる、リコーダーが苦手な子にも、優しくしてあげられるかも。
もし、自分が苦手な場合でも、がんばって練習すれば出来る、という励みにもなるストーリーです。