かさじぞう」 みんなの声

かさじぞう 再話:せた ていじ
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1966年11月
ISBN:9784834000719
評価スコア 4.7
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みんなの声 総数 52
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52件見つかりました

  • ぼくもおじぞうさんに帽子あげる!

    いろんな方が絵本にされている日本の民話ですが、
    私が子ども達に選んだのはこの絵本。
    言葉のリズムの楽しさ、素朴な水墨画の味わいが好きです。

    ゆきがもかもかふる

    などという表現もお気に入り。大雪を知らない子どもにも、
    雪の降る感じが何となく伝わったんじゃないかなぁ。。

    そして、この昔話は、冬が来るたびに読んでいますが、
    年々子どもの反応が変わるのも面白いです。
    去年は確か『いっぱい貰えてよかったねぇ。』だったのが、
    今年は。。

    『ボクも帽子とマフラーと長靴あげる!』
    『そしたら、いろいろもらえるもんね♪』
    『おじぞうさん、どこにおるん?』

    。。。そう来たか!?(苦笑)

    まぁ、これも素直な感想なのでしょうね^^。
    これからもずっと読み続けていきたいお話です。

    投稿日:2007/01/08

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  • 子供心をつかんで離さない

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子6歳

    幼少時代に読んだ絵本の中で、大人になってからもあらすじを思い出せる
    ものといえば、圧倒的に、「むかしむかし…」で始まる昔話の類でした。
    その中でもひときわ鮮明に記憶しているのが、この「かさじぞう」です。

    当時(昔話の舞台)は、年を越すだけでも一苦労だったんですね。
    おそらく、私たちの先祖もそういう時代を乗り切ってきたのでしょう。
    かさじぞうの話を読むたび、昔と今の生活事情のギャップを思い知り、
    いろんな思いが湧いてくるのです。

    売れなかった傘をお地蔵様にかぶせてきたと話すおじいさんを、
    『そうか、そうか。かさをもってきたって、こんやのたしにはならないもの。
    おじぞうさまにあげてよかったな。そだらば、つけものででもとしをとるべ』
    と温かく迎えるおばあさん。こんな優しい奥様を持つ旦那様は幸せです。
    思わず我が身を振り返り、反省…。

    大人になった今も、じんわりとした温かさをくれるかさじぞう、大好きです!

    投稿日:2006/08/13

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  • やさしさを伝える民話。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子5歳

    小さい頃、誰もが一度は耳にしたことがあるお話しだと思います。
    時期は冬のお話ですが、先日、年長さんの読み聞かせ会の見学に言ったときにこのお話がありました。
    そのボランティアグループでは、このお話を紙芝居にして読んでいました。
    年長さんともなると、だいぶ集中して聞いていました。
    素朴な水墨画がとても素敵でした。
    語り口も温もりが伝わってきますし、おじいさんやおばあさんのやさしさに子供達もふれて、心優しい人になってほしいなと感じました。
    年末年始にもう一度読みたい一冊ですね。

    余談ですが、この後ペープサートとエプロンシアターをしていただきました。
    中には、お話を聞いていて気持ちよくなったのか眠くなった子供もいました。

    投稿日:2006/05/18

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  • やさしさを感じる絵本

    有名なかさじぞうのお話。
    この絵本の絵は、雪のしんしんとした寒さが伝わります。
    ごちゃごちゃとしていないので、子どもの想像力もかきたてられるようです。
    おじぞうさんは、子どもにはなじみの薄いもののようですが、とてもお話に聞き入ってました。
    ここから、何か感じてくれたらいいなと思います。

    投稿日:2006/04/03

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  • 冬に読みたい昔話

    冬の昔話といったらこれですね。
    この絵本には、あまり聞かないような表現がいっぱいあって、それがまた面白い。
    「そだらば」とか「ことしこそいいとしとるべな」とか、読んでいる私自身が楽しくなっちゃいます。息子も私が楽しんでいるせいか、この冬はよく読んでともってきていました。
    これからも冬になったら読み続けたいと思います。

    墨を使ったような絵がまた素晴らしいです。

    投稿日:2006/03/21

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  • 珠玉の絵本

    毎年年末が近づくと読み聞かせていました。
    日本の昔話をこんな素晴らしい絵本にして下さった、赤羽さんと瀬田さんに感謝したいです。
    同じタイトルでいろいろな絵本が出版されていますが、日本の伝統文化を知る意味においても、貧しい庶民の生活を知る意味においても、品位を保って作られています。
    「ゆきがもかもかふってきた…」「すっぽりめしをさくさくたべて…」といった再話と、扇面に描かれた絵がみごとな仕上がりになっています。まさに珠玉の絵本といえるのではないでしょうか。

    投稿日:2006/02/15

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  • 冬の昔話

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子6歳

    冬の昔話で雪といえばこの絵本が真っ先に思い浮かびます。
    寒い夜にこたつに入りながら、おばあちゃんなど年配の方に
    ゆっくりとした口調で読んでもらいたい。
    そんなイメージです。
    (もっともうちにはこたつもないし、
    おばあちゃんもいませんが・・笑)
    お話、絵ともに素朴な味わいがあります。
    「よういさ、よういさ、よいさな」という
    おじぞうさんがそりをひく掛け声の繰り返しが
    いつまでも耳に響き、心が温かくなります。
    一度は手にとってもらいたいなあと思う冬の絵本です。

    投稿日:2006/01/21

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  • もかもか

    国語の「かさこじぞう」はいわさききょうこさんの文です。
    この瀬田貞二さんの「かさじぞう」は子どもが小さい時何度も何度も読んだ本です。雪がもかもかって降るっていう表現が私は大好き。かさが売れず、おじぞうさんにかぶせて帰ってきたじいさんは、ばあさんとふたりですっぽりめしをさくさく食べてねてしまうとあるのですが、(すっぽりめしとはおかずなしに食べるご飯)朝寝坊してなにも作れなかったとき、「お母さん、今日はすっぽりめしやなあ」といわれたもんです。国語の本のおじいさんたちは「あわのもちばったら」とおもちをつくまねをするんですよ。なんか遊び心があるふたりもいい感じですね。

    投稿日:2005/01/18

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  • 大晦日のお話といえばこれ

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子4歳

     子どもの頃、大晦日のお話といえば『かさじぞう』でした。年越し準備で賑わう市の様子と貧しいおじいさんたちの暮らし。そこから受ける繁華と清貧の対照的な印象はクリスマスのお話にも似ていて、子ども心に、冬の寒さと温かさをこの手のお話の中に感じ取っていたような気がします。
     好きだった場面は、雪におおわれ、し〜んと静まり返った野をおじぞうさまたちが一列に歩いてくるところ。だんだんかけ声が大きくなって、お米や魚や祝い飾りを家の前に置いていったとき……、ドキドキして、うれしかったですね〜。自分の育った町にも六地蔵がありました。その前を通り過ぎるとき、いつも「このおじぞうさまたちが歩いてきた」「このおじぞうさまが、おじいさんの笠をかぶったじぞうさま」とか、いろいろ想像しました。
     というわけで、冬の定番絵本の一冊に『かさじぞう』は欠かせないのでした。子どもたちにも知って欲しいと思い、思い出の一冊をこの冬、手にしました。

    投稿日:2003/12/20

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  • 必ず読む昔話

    「かさじぞう」とっても有名な昔話ですよね。
    でも、そこが大きな落とし穴と言うのか・・・。
    沢山、お話で出ていて、絵が可愛くなってしまったり、お話の内容がちょっと変わってしまったり、(おおまかな話は一緒ですが・・)、そこで私は考えました。
    「元祖のお話を読んであげよう」と。
    この絵本は、絵もちょっと怖そうで、とっつきにくそうですが、お話が71刷と長い間、読まれている作品なので、自信を持って、本物を選びました。
    やっぱり、本物は違うなと思いました。

    投稿日:2003/12/03

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