「ももんがモンちゃん」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

表紙の絵があまりにも可愛かったので手に取りました。
最初は誰でも失敗する、と分かっていても失敗したら気分が落ち込みますよね。しかも、木の上から真っ逆さま…モンちゃんが無事でよかったです。
火事場の馬鹿力、ではないですが、誰かを助けたい、何とかしたい！と思う心が成長につながったのですね。

モンちゃんはモモンガの男の子です。でも、まだ空を飛んだことがありません。１度練習に失敗して、飛ぶことが怖くなってしまったのです。そんなある日、木から落ちそうな、コウモリの赤ちゃんを見つけます。さてモンちゃんはどうしたのでしょうか・・。
モンちゃんはまだ外の世界を知らず勇気が出ません。でも、モンちゃんのお母さんは、決して急かすことなく、モンちゃんの気持ちに寄り添い成長を見守るのです。
勇気が出るようにと鳥が落としていった羽をお守りだよと、モンちゃんへ付けてあげます。同じ母として、モモンガのお母さんの子どもに向かう姿が、とても素敵だなと思いました。
モンちゃんは自分の力で壁を乗り越えるのです。とても勇気をもらえるお話でした。

とりごえさんの描くモンちゃんが何ともかわいらしいこの絵本。
今までできなかったことが、少しずつできるようになってきている娘と重なる部分がありました。

一度失敗するとなかなかできなくなること。
子どもはもちろん、大人だってそういうことありますよね。
モンちゃんがそんな壁を乗り越えたのは、誰かを助けたいという気持ち。
いつも守られていた立場から、誰かを守る立場になるのです。
そんなモンちゃんの成長に、まるで本当のお母さんのように喜びを感じてしまいました。

娘はモンちゃんたちが飛んでいる姿に興味津々。
自分も飛びたいと言っていました。