たべもののまちABCity(小学館集英社プロダクション)
A〜Zのたべものでできた世界で一番おいしそうな街。おいしくてかわいい、ふしぎな街を一緒に探検しよう!
ねえ、おぼえてる?(偕成社)
国際アンデルセン賞画家賞受賞作家最新刊
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頑張りすぎるライオンは、娘に似ていると思って読みました。「疲れたから、少し助けてほしい!」と、言ってもらったほうがどんなにいいか、いつでも孫たちと関わりたい私だから、ついつい距離が近くなってしまうから、なかなか頼めないのかもしれませんが・・・・・・・ 私の子猫のように、労いの言葉をかけたいと思って読みました。ライオンにもプライドがあってなかなか弱音を見せたくないのかもしれないですが、やっぱり言葉に出して言うのは、どの相手に対しても言って伝えることも大切だなあと思いながら読みました。
投稿日:2017/09/22
みんなのためにがんばっているライオンのようすが、なんとも痛い気で、読み進めるうちにどんどん心苦しくなってしまいました。 こんなライオンの生き方はとてもできないけれど、一生懸命尽くしている姿から、自分も何か他の人のためにやれることはないかなと考えることができました。 この絵本一冊で、生きて死ぬということがこの世界で繰り返されていることを知ります。そして、すばらしい生き方をしたものは、死んでしまっても、残された功績はなくならないし、死後の世界でも幸せでいられるのではないかと思いました。 子どもが読むのと、大人が読むのとでは、味わい方がちがうかもしれませんが、もし、子どものとき読んだのであれば、大人になってもう一度読んでみてほしいなあって思える一冊です。
投稿日:2010/12/01
「ねことライオンはしんせきだったので、いっしょにくらしていました。」というお話の始まりの一文に、大丈夫なのかしら? いくら親戚でも、ライオンとねこだなんて!と、勝手にねこの心配をしていましたが。。 お話では、ライオンがねこたちにご馳走しようと、一生懸命獲物を捕まえてくるではありませんか! しかも、毎日毎日。一生懸命なライオンとは、反対にご馳走になることを当たり前と思っているねこたちの態度は、想像していた関係と全く違っていました。 ほんとは、昼寝をするのが趣味だというライオンが、ねこたちのために、クタクタになって獲物を狩りに行く姿が切ない。。 そんなに頑張らなくてもいいんだよ。自分のしたいことをしてもいいんだよ。と、ライオンに言ってあげたいです。 頑張りすぎてしまっている世の中の人たちへのメッセージが込められているように感じました。
投稿日:2021/07/20
疲れて休みたいのに、本当は昼寝が趣味なのに、猫たちを喜ばせるために無理を続けるライオンです。 何が彼をそこまでさせるのか考えてしまいました。 ライオンの恩恵を当たり前のように思っている、猫たちの無神経にも考え込んでしまいました。 自己主張できないライオンは可愛そうです。
投稿日:2021/02/13
猫たちへのごちそうにと、毎日狩りに明け暮れて、 疲労困憊して、ばったり倒れてしまったライオンのお話です。 このライオンさん、なるほど百獣の王と言うだけあって、 この上なくプライドが高そうです。 猫たちは、ライオンの状況が全く分かっていなかったようで このライオンさんを哀れに思います。 しかし、金の像になって、時が経って 通りかかった子猫の言葉に、ライオンは生き返りました。 ありがとう。疲れたんだね!ゆっくりお休みよと、 ねぎらってくれる言葉を彼は求めていたんだろうなと思いました。
投稿日:2017/07/23
まぶしい黄色のライオンの絵と本のタイトルにに惹かれ読んでみました。 元気なライオンの表紙とは裏腹に、ストーリーではライオンはだんだん疲れていきます。 その理由は、猫たちの期待に応えて「頑張るライオン」を演じたからです。 よく見られたいと思う気持ちで、ドツボにはまっていく優しいライオンの姿に切なくなりました。 人間でしたら過労死するところでしょうか? そこは、絵本の世界ですから100年立ってライオンは生き返りますが また空を飛んでるライオンに、思わず「そんなにがんばらなくていいのよ」 と声をかけたくなりました。 文章の長さもそれほど長くないですし、小さなお子さんでも読めますが 内容は大人でも考えさせられる深いものでした。 名作ですね。さすが佐野さん!という感じです。
投稿日:2012/05/03
優しいライオンですね。 サービス精神にあふれて、みんなのためならば無理をしてしまいます。 「そんなに頑張らないで」と思いながら読んでいたら、ライオンはとうとう動かなくなってしまいました。 そのときの猫の気持ちはどんなだったかと、いろいろ想像しましたが、難しかったです。 簡単な文章なので、子供でも読めますが、お話の意味まで考えることを思うと、大人向けかと思います。
投稿日:2012/04/26
佐野洋子さんらしさ満載の絵本です。 ライオンに餌をとってきてもらうネコ達のキャラクターがとても面白いです。 昼寝がしたいライオン、でも、ネコ達の期待に応える姿が、なんだか世の中のお父さんにも見えるし、忙しく習い事に通う子供達にも見えます。 金の石になってしまったライオン。再び起きるとまた、ネコの言葉で空へと飛び立ち・・・ どういうことなんだろう?作者は何が言いたかったのかな?としばらく考え込みました。 読み終わってからも、続きを考えて楽しめる絵本です。
投稿日:2012/01/31
立派なたてがみと、遠くまで届く勇ましい声をしたライオンのお話です。 きっと、とても心の優しいライオンだったんですね。 集まってきたネコ達にご馳走がしたくて、ついつい毎日、 獲物を捕りに出掛けてしまうんです。 そこにはきっと見返りなどは求めていなかったでしょう。 ネコ達にご馳走してあげたいと心から思うライオン。 ライオンにご馳走してもらうことを当前に感じているネコ達。 ネコ達の期待に応えたくて、無理して疲れ果ててしまったライオン。 そんなライオンを目の前にしても、ライオンの気持ちを微塵も 感じることが出来ないネコ達の姿に、思わずはっとさせられる思いでした。 「きっと、つかれたんだ。」 それは、ライオンがネコ達から一番聞きたかった言葉に違いありません。 ライオンの心身を解き放つ呪文として、それはとてもふさわしい言葉 だったのだと思います。 正直、内容が結構難しく、奥が深いストーリーです。 大人でも一度読んだだけではきっと内容は理解できないと思います。 私自身、2回は読み返しました。 教科書に掲載されても良さそうなストーリーだなと思って調べたところ、 小学校中学年の教科書に掲載されたりしていたことがあるようです。 うちの子が現在中学年なので、タイミング的には良いのかな? 一度、じっくり読ませてみたいと思います。
投稿日:2011/01/21
まだ、子どもには読んでいないのですが、「100万回・・・」の、さのようこさんの絵本に興味を持って購入した絵本です。 (もう10数年前になります、まだ独身の頃) 社会人になりたてだった自分とライオンを重ねて、 「頑張らなきゃ、・・・頑張りすぎ? まだまだやれる・・・、もうだめ?」 ・・・なんて自問自答した日々でした。 奥が深い大人向けの絵本だと思います。でも、子どもたちも追い詰められる状況にあるこが増えてきている時代なのかもしれない。 周囲の期待にこたえようと頑張りすぎるのは、らいおんのまじめでまっすぐな気持ちでもある。それを、認めてくれる誰かがいたらよかったのにな。 わが子たちのがんばりに 「今日も良く頑張った、たまにはゆっくり羽を伸ばそうか・・・。」と言える親になりたい。らいおんのように悲しい思いをさせないために。 お勧めです。
投稿日:2008/10/22
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