読んでいて始終胸が苦しかったです。
いじめられている子、それを見てみぬふりで助けられない僕や、クラスの友達、そしていじめている子。
どの子にも常に心のどこかに泥のようなドロッとした感情がくすぶっているかのようにも感じました。
スッキリしたエンディングではなかったですが、心に膿を抱えた子供を気にしてくれるおでん屋のおじさんの存在や、最後この悪い連鎖を断ち切るためのスタートを切れた主人公が救いになりました。
7歳の娘に読み聞かせようとしたのですが、まだいじめを感じていない娘に具体的ないじめの内容がわかるような本を読むのはどうかと思い娘にはやめました。
読ませるなら小3〜4年生ぐらいからのほうが良いと思いました。