前作『にじいろのさかな』で、他のさかなたちと友だちになったにじうおは、仲間たちと銀のウロコを持つグループを作っていました。
そして、一緒に遊ぼうと言ってきたしましまを仲間にいれてくれません。
友だちもグループをつくると排他的になってしまうのですね。
その中で、にじうおは自分が仲間に入れなかった時のことを思い出し、しましまのことが気になってしょうがありません。
さめに襲われて仲間が安全な場所に逃げ込んだ後、しましまのことが気になるにじうおはしましまを助けに飛び出すのでした。
助け合いということ、思いやりということ、いろいろなことをさりげなく語ってくれる絵本でした。