まいごになったおにんぎょう」 ヒラP21さんの声

まいごになったおにんぎょう 作・絵:エドワード・アーディゾーニ
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:1983年11月15日
ISBN:9784001151442
評価スコア 4.31
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  • 人形のキュートさとバイタリティ

    まいごになったお人形が、新しい出会いまでのお話ですが、なによりもこのお人形に魅力を感じました。
    どんなに可愛くても、性格が良くても、「性格の不一致」はあるもの。
    人形にとって、最初の持ち主は良い人ではありませんでした。
    そのままでいたら、きっとこのお人形は不幸のままだったのだろうな。
    お人形にとって、迷子になることはとても良い旅立ちだったのです。
    スーパーの冷凍食品の売り場で落とされたお人形は、とても魅力的にたくましく生活を始めます。
    まるで人間のように、人間以上に。
    めげないところが素晴らしいですね。
    「したたかに?」生きていこうとするエネルギーが素晴らしくもあり、コケティッシュでもあり、なんだか魅力的。
    そんなお人形を気にかける女の子が現われました。
    女の子は人形の生活に驚き、惹かれ、そして着る物をプレゼントするようになります。
    人形にとって、とても素晴らしい出会いでした。
    お人形のエピソードは、微笑ましくもあり、ユーモラスでもあるのですが、なにしろ冷凍室は氷の世界。
    人形のたくましさを感じました。
    つっけんどんなレジ係の女性とは対照的なとても温かい母子の家に、人形は連れ帰ってもらうことができました。
    そこで自分の仲間ができたことがさらに良かった。

    とても楽しいお話ですが、考えさせられるエキスもいっぱいでした。

    投稿日:2012/02/18

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