物語はひよことあひるのこのお母さんたちの描写からスタートします。
そこをじっくり見せてから次のページへと進みます。
あひるのこが「ぼくでたぞ」
少し遅れてひよこが「ぼくも」
それからは あひるのまねをするひよこの「ぼくも」「ぼくも」の繰り返し。
しかし、各ページ毎に微妙に2羽の表情の違いが読み取れて面白いです。
次々にあひるのまねをしてきたひよこですが…
最後のページは「ぼくやーめた」
自分というものを知り、少し成長したのでしょうか…
小さな子どもが、いろいろなまねっこをしながら成長していく過程と重なります。
色遣いも独特で美しく、個性のある作品だと思いました。