表紙の何だか悲しそうな絵になかなか読めないでいた本でした。
でも、読んでみると、友達の死という重いテーマでありながらも不思議と前向きになれる絵本でした。
最愛の友を亡くしたくまさんに、みんなは、辛いだろうけれど早く忘れなきゃと言います。
だけど、くまねこだけは、本当に仲が良かったんだね、随分さびしい思いをしているんだね、と。
確かに前に進む為に忘れようとすることも大事かもしれませんが、こんな風に自分の気持ちに優しく寄り添ってくれること。これだけで、こんなにも前向きになれるんですよね。分かるような気がしました。