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ふねくんのたび」  あづさ さんの声

ふねくんのたび 作:いしかわ こうじ
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2008年05月
ISBN:9784591103357
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 28
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  • のんびりと冒険

    小さな町で暮らすふねくんが、少年から友達への手紙を預かって旅に出ます。
    目的地は大きな港町。
    まだ行ったことのない遠い遠いところです。
    気持ちのよい潮風に吹かれながら小さな町を旅立ったふねくん。
    さて、ふねくんはお手紙を無事届けることができるでしょうか。


    朝や昼で色を変えてゆく空や海の青が、とてもきれいな絵本です。
    多くのページには空と海しか描かれていませんが、広がりと奥行きを感じさせられます。
    旅の終着、港町のパノラマは見事!
    開くごとに船たちが少しずつ進んでいるのも面白いです。
    そしてにぎやかな大きな港町にたどり着き、それまでの旅の静けさにふと気づく。
    そんな絵本です。

    お話の中心はふねくんの港町までの冒険。
    船旅らしく、ゆっくりゆっくりと進んでゆきます。
    飛行機は空をひとっ飛び。
    でもふねくんはかもめをともない、ゆっくりゆっくりと旅を進めます。

    何かと「迅速である」ことが求められる息子のこれから。
    (きっとわたしもそう急かしてしまう日がくるでしょう)
    ですが、時には静かに周囲へ目や心を向けながら、ゆっくりと進むことの大切さも覚えていたいと思います。

    さて、息子の一番のお気に入り。
    これはやはり港町のパノラマ。
    ページを開くごとに景色の中に船が増えてゆくのが、乗り物好きな息子には楽しいようです。
    ふねくんを追い抜いていった大きな船が、すでに入港していることに気づいたときは、うれしそうに数ページを行ったり戻ったりしながら確認していました。
    ほかには空一杯の虹が描かれたページ、星空を映す波間での一休みのページが息子のお気に入り。
    見開きの絵が、絵としてもきれいだなあと思う一冊です。

    このふねくん。
    いしかわさんの「のりものいろいろかくれんぼ」にも出演(?)しています。
    息子はこの二冊を並べて見比べるのも大好き。
    実は飛行機くんとも共演しているのですが、それに気づくのはいつのことでしょう。楽しみです。

    投稿日:2008/08/06

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