きょうはオオカミの誕生日。
きっとキツネはやってくる。だって友達だから。
それなのにキツネは来ませんでした。
オオカミはさびしい気持ちにたえられなくて、叫びます。
「こころなんか いらないぞー!」
私も何度も「こころなんていらない」と思ったことがあります。
そうやって心を閉ざして、傷つくことから逃げていたことも。
でも、オオカミが最後に悟ったとおり、
心がなかったら、楽しいことも楽しいと感じられない。
心があるって、つらいことや傷つくことがおおいけれど、
それ以上に、楽しいことや、素敵なことがいっぱいなんだね。
それにきづかせてくれたきつね。やっぱり素敵なともだちです。
息子はまだまだそんな深いところはよめませんが、
おおかみが寂しそうにしてるところはやっぱりわかるようで、
「キツネなんでこないのかな〜」って心配してました。