風船に対するあこがれ、夢、愛着。
自分の子どもも風船に特別の感情を持っていたことを懐かしく思い出しました。
風船をもらったロンパーちゃん。
風船は友だちであり、宝物。
風船が天井まで上がってしまって取れなかったり、風船相手にごっこ遊びをしてみたり…。
子どもならではの世界かも知れません。
この子どもの感情を見事に描いています。
母親にとってはごく自然な光景だったのでしょうが、父親として思えば風船は子どもの感性を理解する大きなヒントでした。(当時はそれほど客観的ではなかったけれど)
素朴な絵本なだけに、描かれ方と言葉少なの世界に満ちあふれる子どもの世界があります。