目も鼻も取れかかってしまいクララに捨てられるのを怯えていたクマ。このクマは、必要とされなくなったヌイグルミたちがどういう運命を辿っていくかを知っているから不安でたまりません。
その運命の日のカウントダウンが1日でも延びるように必死で、クララが一緒に遊ぼうと誘っても自分がこれ以上古びてしまなわいよう動かないでじぃーっと過ごす。
最後は幸せな気分になれるエンディングです。
図書館で何気なく手にした本ですが、主人が「クマがどうなるかドキドキしながら読んだ」と、私より娘より先に絵本の世界に入り込んでいたようです。
娘も、自らゴミ箱に向かったクマの姿をみて涙ぐんで心配してました。
私にとっても娘にとってもお気に入りの一冊です。