「おばけのジョージ」シリーズのロバート・ブライトの小さな(B6判?)絵本です。
かわいい小さな傘を持った女の子が主人公です。
急に雨が降ってきて,女の子は,次々に現れる動物たちを傘に入れてあげるのですが,動物たちに合わせて,傘が少しずつ大きくなっていきます。
楽しくて不思議なお話だなと思っていたら,後書きを読んで納得しました。ロバートは,「目に見えるものをモデルにスケッチするのではなく,心に感じるものを見る」と語っています。
女の子の大きな優しい気持ちが,小さな傘を大きな大きな傘に感じさせたのだなと,とてもうれしくなりました。
小さくても,大きな優しさが一杯な絵本です。