アメリカに生まれた世界一大きな女の子。
力自慢で優しくて愛嬌たっぷりのアンジェリカが大熊を相手に大活劇。
ゼリンスキーも木目の紙を使って絵本を作りたいとのこだわりの上でできた作品です。
木目の上に描かれた絵の木のぬくもりと、アンジェリカのぬくもりが溶け合ったような柔らかな絵でスモーキーな作品です。
星座や竜巻やスケールの大きさに圧倒されるのですが、アンジェリカが素朴な女の子であるところに親近感が持てます。
楽しめる絵本なのですが、アイザックスもゼリンスキーも他に邦訳絵本に巡り合えないのが残念です。