ねぎぼうずのあさたろう その5 いそぎたび そばがきげんえもん」 どんぐりぼうやさんの声

ねぎぼうずのあさたろう その5 いそぎたび そばがきげんえもん 作・絵:飯野 和好
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:2005年06月
ISBN:9784834021080
評価スコア 4.26
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みんなの声 総数 22
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  • ドラマを見ているような感覚の絵本

    このシリーズを読むのも5冊目になります。
    相変わらず、このタッチの絵には馴染めないのですが、
    あさたろうの旅の続きが気になって、読んでみました。

    浪曲節、江戸時代風の雰囲気、言葉遣いにはさすがに慣れてきて、
    淡々と読み進めることが出来ました。
    5冊目まで読んで気付いたのですが、この絵本では登場人物の気持ちを
    説明しているのは浪曲節で書かれている文だけで、後はほとんどが
    登場人物のセリフだけで成り立っているんです。
    なので、まるでテレビでドラマを見ているような感覚の絵本
    であることに気付き、ちょっと感心しました。
    それゆえ、絵がとても重要な役割をしているんだと思います。
    (かわいい絵ではないので、嫌いなのですが(笑))

    今回のお話では、あさたろうとおとっつあんが再会を遂げて、
    またそれぞれの道を行くシーンから始まります。
    旅を続けるあさたろうは、宿場町で”そばがきげんえもん”と出会います。
    にんにくにきちの活躍もあって、またまた正義の人助け、ねぎ汁もパワーも全開です。

    実は個人的に時代劇とかはあまり好きではないのですが、
    この絵本を読んで、時代劇の基本的な部分に触れたような気がします。

    息子はといえば・・・大好きな車や動物が出てこないので、
    ちょっと飽きたかな、という印象でした。5歳にはちょっと難しかったかな?
    これは、好き嫌いのはっきりする絵本のような気がします。

    投稿日:2007/04/28

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