
私たちのまわりには、ものすごーくいーっぱい、いろーんなものがあります。 それではさっそく、本を開いて見ていきましょう。
夜、空には星がいーっぱい輝いています。 星の下の町には車がいーっぱい並んでいます。 ベッドも世界中にいーっぱい。 人も動物も頭の形もいーっぱい。
いっぱい並ぶ帽子から、かぶってみたいものを選んだり、 いっぱいいるクマの中から、アイスを食べているクマをさがしたり。
森にも海にも生きものがいーっぱいいるけれど、 世界中さがしても、ひとつしかないものがあるんですよ。
『たくさんのお月さま』でコルデコット賞を受賞し、『百まいのドレス』、『てぶくろがいっぱい』などたくさんの絵本を手がけたアメリカを代表する絵本作家ルイス・スロボドキン。 かわいらしい線の絵が、子どもたちへの愛情であふれていて、見ているだけで幸せになります。 訳者・木坂涼さんの紡ぐ心地よいリズムに乗って、ひろいひろい絵本の世界を旅したくなる一冊です。
(絵本ナビ編集部)

わたしたちのまわりには、何万も何百万も何千万も、いろんなものがいーっぱいある。 星や車や動物たちや貝がらや家や……だけど、どんなにさがしても、あなたも私もひとりしかいない。
ほっこりしたあたたかい絵とシンプルな言葉で、ひとりひとりがかけがえのない存在であることを伝えています。 『てぶくろがいっぱい』『いっしょならもっといい』のスロボドキンによる、1955年の絵本作品を初邦訳。

スロボドキンの作としり、読んでみました。短い文章はしたしみやすく、絵はほのぼのとかわいいです。作品のうまれた1955年より、さらに物があふれて、いっぱいの現代、自分の軸に戻れるようで素敵な絵本だな、と。大人へのプレゼントにもいいのではと思いました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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