
ちょっぴりおデブな「こぶとりじいさん」、クンクンお尻を「かぐや姫」!? だれもが知ってるあの物語が、まさかまさかのギャグ変化!
『だじゃれ日本一周』『だじゃれ世界一周』につづく、「長谷川義史のだじゃれで一周絵本」シリーズ3作目。今度のテーマは、昔話です。
日本の昔話から海外の童話まで、そのタイトルを使った疾風怒濤のダジャレラッシュ、その数なんと47! 「浦島太郎」??「赤ずきんちゃん」、「おおきなカブ」??「人魚姫」などなど、見開き1ページにふたつのお話を使ったダジャレが描かれています。意外な組み合わせから生まれるなんともトボけた光景は──ああ、読んだらだれかに話したい……!
著者は、『ぼくがラーメンたべてるとき』や『いろはにほへと』といった作品をはじめ、『へいわってすてきだね』のイラストや『どこいったん』の訳でも知られる、絵本作家の長谷川義史さん。その温かく勢いのあるイラストが、ダジャレ世界をパワフルに彩ります。
ダジャレも昔話も、世代を超えた共通言語! 笑いにはじまり笑いに終わる、だれもが腹の底からあったまる一冊です。
(堀井拓馬 小説家)

世代をこえたコミュニケーションツール絵本として人気をはくした「だじゃれシリーズ」の第三弾のテーマは「昔話」。昔話は子どもたちからお年寄りまで、イメージを共有できます。東西の「むかし むかし」で始まるお話のタイトルで見開きごとに掛け合いのダジャレを楽しみます。長谷川義史さんの力強く温かな絵で、昔話のおおらかな世界を再発見できる絵本です。

長谷川義史さんがまたまたダジャレで挑むのは、昔話!
昔話の題名を見開きで二つずつ組み合わせて完成させている構成は、
まさに脱帽ものです。
オープニングで、「むかしむかし あるところに おじいさんと おばあさんが すんでいました」を
ダジャレで驚きの光景にしてしまったところに、その気概を感じました。
昔話は古今東西、まさに夢のコラボです。
しかも、苦しいネタもありますから、驚きの光景が繰り広げられます。
ちゃんとオチをつけるようなフィナーレは、さすが長谷川義史さん!
題名だけですが、知らない昔話もあり、それも含めて、
昔話をおさらいしなくては!の気分です。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子26歳)
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