あなたと手をつなぐ人がきっと、いる。 真夜中の屋根のぼりは、陽子・リン姉弟のとっておきの秘密の遊びだった。やがて、思いがけない仲間がくわわって……。
わたしだって知っていた。いちばんしんどいときはだれでもひとりだと知っていた。だれにもなんとかしてもらえないことが多すぎることを知っていた。だからこそ幼い知恵をふりしぼり、めちゃくちゃでもやりたいようにやってきた。小人たちの足音に耳をすまして、自分もいっしょに走ろうと、走りつづけようと、やってきた。(本文より)
「宇宙のみなしご」って、どういう意味だろうとタイトルを見て気になりました。
屋根のぼりの遊び。
小学生が憧れそうでもありますね。
終盤にかけて、心にくるものがあります。
子供も大人も楽しめる1冊に思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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