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満月の晩、こねこがさんぽにでかけました。 「ねえ、おつきさま。どうしてついてくるの? これから農場にミルクをのみにいくんだよ。いっしょにくる?」 子ねこは、塀をつたい、木にとびうつって、屋根にジャンプ! やっぱり月はついてきます。農家に着き、つぼのミルクを飲んでいたこねこは、床に落ちて、大きな音をたててしまい…? 元気な子ねこを描く、原書1954年のフランスの名作絵本。
おつきさまと追いかけっこをするこねこの様子が、とてもきれいに美しく描かれています。フランスの古い絵本だということですが、鮮やかな色彩や子猫の躍動感、ストーリーの普遍性、どれを取っても優れていて、さすがの名作絵本だなと思いました。最後にかわいらしい人間の子たちが出てくるところも良かったです。 (ouchijikanさん 40代・ママ 女の子8歳)
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