
ワルシャワ市クロフマルナ通り92番地、孤児院“ドム・シェロト”。かつて、ここにはドクトル先生と呼ばれたコルチャック先生、ステファ先生、そして200人の子どもたちが暮らしていました。200人の子どもたちの中には、この本の主人公であるブルムカをはじめ、銀色の魚の命を救ったジグムシ、まるで真っ暗な夜に明かりを灯すように上手にお話をしたレギンカ、自分の耳の中でえんどう豆を育てたポーラ、アリをいじめて“子ども裁判”にかけられたハイメク、ほうろうのおまるで石炭運びをした毛布ちゃんがいました。そしてネズミも住んでいて、いつも用意してもらった餌を食べていました。そんなこと全部をブルムカは日記に書きました。なんて書いていいのか言葉がみつからないときには、絵をかきました。でも、ある日、戦争が始まってしまいました…著者は、言葉と絵の中で事実とフィクションを結びつけることによって、その子どもたちに生き生きとした表情を与えています。

孤児院で暮らす子どもたちが一人ひとり紹介されるスタイルで、この絵本は、進行していきます。
みんながユダヤ人なのでしょうか。
コルチャック先生(ドクトル先生)は、ここで「子どもの権利」に付いて主張してきました。
そこで忘れてはいけないのは、戦争前夜であることです。
悲しいことに、第二次世界大戦でユダヤ人は、ナチスによって収監され悲しい運命をもたらせたことを知っています。
コルチャック先生は、ユダヤ人ではないのですが、子どもたちと一緒に行動して、ナチスに身を委ねるのです。
ここまでの知識を持ってこの絵本を読むと、何も予感していない子どもたちが哀れでなりません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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