
ある日、ゆみ子が菜の花畑の道を歩いていくと、きつねの子の歌声が聞こえてきました。 ――はっぱさん はっぱさん おさらになあれ―― きつねの子は歌いながら、次から次へと葉っぱを緑の食器に変えていきます。 遊びたくてたまらなくなったゆみ子は、きつねの子に「いれてえ。」と声をかけ、 いっしょにおままごとをはじめました。
児童文学の名匠、安房直子の色褪せぬ名作をふたたび。女の子ときつねの子の、いっときの出会いを描いた美しい物語です。

表紙絵の椿の花が印象的です。
豆腐屋さんの末っ子、5歳のゆみ子が主人公。
おしゃれで、おしゃまで、ままごと大好き、というキャラクターがいいですね。
菜の花畑を、人形おぶって散歩していると、
出会ったのが、きつねの女の子。
好みが同じ、というのがポイント。
ほら、素敵なおままごとのはじまり。
ここで、豆腐屋さんの末っ子という境遇が効いてきます。
なるほど、きつねならでは。
きつねのかあさんも登場し、ややスリリングですが、
おしゃれというキャラが素敵な展開に。
椿の花のマニキュア、なんてうっとりですね。
もちろん、余韻はたっぷりと味わいましょう。 (レイラさん 60代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子2歳、男の子0歳)
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