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体重わずか2グラムのタツノオトシゴから、1トンを超えるジンベエザメまで! 様々な生き物の健康管理や治療のために奮闘する水族館の獣医さんの物語です。絵本には、タツノオトシゴやジンベエザメの他に、深い水槽の底でぐったりとするエイや、診察しようにも捕まえられない速さで泳ぎ回るイルカ等も登場します。いったいどうやって診察し治療するのでしょうか!? 水族館の一つ一つの命が、より愛おしくなる絵本です。

すいぞくかんのおいしゃさんは、長い髪をひとつ結びの三つ編みにした、優しそうな女の人です。
おいしゃさんですが、えさの準備も、水槽の掃除もして、イルカのショーに出たりもします。
ペンギンたいそうが大人気の齋藤槙さんの絵は、水槽やプールの水の色、水の表情が、えも言われぬ美しさで、そこで暮らす生き物たちも、とても愛らしいのです。
いおワールドかごしま水族館をモデルに描かれているようですが、丁度、美ら海水族館の大きな水槽でジンベイザメを見てきたところだったので、感動がよみがえりました。
丁寧で美しい絵に乗せて語られているのは、水族館の舞台裏で働く人々の努力と工夫、そして生き物への愛情です。
水の中の生き物だからこその治療の難しさは、読んでいて驚くことばかり!
毒針を持って向かってくるマダラエイや、水の中では捕まえられないイルカ、小さなタツノオトシゴから大きなジンベイザメまで、、、
ひとつひとつのおいしゃさんの対応が見どころです。
自分たちが見ている水槽の向こうで、生き物の命と健康を守るために一生懸命な人たちがいることーー子供たちに感じ取ってほしいメッセージです。 (mintteaさん 50代・その他の方 )
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