マドレーヌさん

ママ・30代・兵庫県、男の子9歳

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マドレーヌさんさんの声

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ふつうだと思う 人と違うということ   投稿日:2026/07/25
ウエズレーの国
ウエズレーの国 作: ポール・フライシュマン
絵: ケビン・ホークス
訳: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
子どもがぽつりとこぼした「変なの」という率直な感想は、私たちが無意識に受け入れている日常の当たり前や常識を疑う、哲学的な問いの第一歩だと感じました。ウエズレーが独自の植物を育て、全く新しい文字や遊び、生活様式を一から築き上げていく姿は、既存の枠組みにとらわれず、新しい文化や社会の在り方を模索する力強さに満ちています。

周囲と違うことを恐れず、自分だけの豊かな世界を創造していくプロセスは、単なる冒険物語を超えて「社会はどのように作られるのか」「人間はどう生きるべきか」を考えさせる素晴らしい題材です。子どもが抱いた「変」という違和感を出発点にして、これからの多様な生き方や社会の成り立ちについて、親子でじっくりと対話を深めていきたいと思える一冊でした。
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ふつうだと思う 安心できる場所づくりを   投稿日:2026/07/25
教室はまちがうところだ
教室はまちがうところだ 作: 蒔田晋治
絵: 長谷川 知子

出版社: 子どもの未来社
『教室はまちがうところだ』は、「子ども向けの本」という枠を超え、私たち大人に「学びの場をどう設計し、管理するか」を突きつけてくる一冊です。

子どもたちが自分の言葉で語り合い、間違いを恐れずに思考を深めていくためには、単なる励ましの言葉だけでは不十分であり、意図的に心理的安全性を担保する大人の高度なマネジメント手腕が不可欠となります。正解のない問いに向き合い、他者と対話を重ねながら探求していくような生きた哲学教育の場をどう構築するのか。

家庭や学校という枠組みの中で、子どもたちの知的好奇心を支える環境づくりの真髄と、場を束ねる者の責任を教えてくれる、すべての大人のための実践書として強くおすすめします。
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ふつうだと思う 当たり前の日常を愛おしく感じる、命の絵本   投稿日:2026/07/25
生きる
生きる 詩: 谷川 俊太郎
絵: 岡本 よしろう

出版社: 福音館書店
谷川俊太郎さんの詩『生きる』を題材にしたこの絵本は、私たちが普段「当たり前」として見過ごしている些細な日常の営みこそが、今ここにある命の証であり、「生きているからこそできることなのだ」と改めて深く意識させてくれる素晴らしい一冊です。

今回、子どもから具体的な言葉の感想はありませんでしたが、隣で一緒に文字をじっと追いながら、真剣な眼差しで絵本に向き合っていました。その静かで集中した時間そのものが、まさに親子の「生きている」豊かな瞬間を分かち合う体験となりました。

喉が渇くこと、木漏れ日がまぶしいこと、そして誰かと一緒に本を読むこと。命の尊さや日常の愛おしさを、子どもと一緒に静かに味わい、再確認できる本として、ぜひ手元に置いておきたい名作です。
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ふつうだと思う 「上手」の意味   投稿日:2026/07/25
しゅくだいドッジボール
しゅくだいドッジボール 作・絵: 福田 岩緒
出版社: PHP研究所
子どもたちは学校生活の中で、「自分はこれが苦手」「あの子はあれが下手だ」と、自分や友達の能力を早い段階で決めつけてしまいがちです。しかし『しゅくだいドッジボール』は、最初から器用にこなせることだけが「上手であり続ける条件」ではないのだと教えてくれます。

たとえ最初は苦手であっても、一生懸命に練習を重ねることで人は確実に上達していく。そんなひたむきな努力の過程や、苦手なことへ向き合う姿勢の尊さに気づかせてくれる物語です。「決めつけ」の殻を破り、子どもたちの背中を優しく、そして力強く押してくれる非常に温かい一冊でした。
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ふつうだと思う 戦争をどう考えるか   投稿日:2026/07/24
戦争ってなに?
戦争ってなに? 作: こやま峰子
絵: 藤本 四郎

出版社: 地平社
「戦争っていったいなんだろう?」という問いかけで終わる結末に対し、子どもが「尻切れとんぼのようだ」と素直な戸惑いを見せたことは、親として非常に意義深い反応であったと感じています。分かりやすい「正解」や「教訓」がパッケージ化されて与えられることが多い中で、あえて答えを提示しないからこそ、この本は読者の心に強い余韻を残し、自ら考えることを促してくれます。

すぐに答えの出ない問いに立ち止まり、社会のあり方や人間のモラルについて考え続けることは、物事の本質を捉えるための大切なプロセスです。物語を綺麗に完結させず、読者に思考のバトンを渡してくれるこの絵本は、親子で「正解のないテーマ」についてじっくりと対話を深め、日常の中で生きた思考力を育んでいくための素晴らしい出発点になったと感じています。
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ふつうだと思う お話を創造すること   投稿日:2026/07/23
先生、しゅくだいわすれました
先生、しゅくだいわすれました 作: 山本 悦子
絵: 佐藤 真紀子

出版社: 童心社
「先生、しゅくだいわすれました」は、子どもが持つ論理的な思考力や、ルールに対する本質的な問いを引き出してくれる大変興味深い一冊でした。明らかなウソの言い訳を許容する先生の態度に対し、我が子が「先生は甘すぎる」「なぜ宿題をやらないことを承諾するのか」と率直な疑問をぶつけてきたことは、まさに家庭内で「子ども哲学」を実践するような素晴らしい対話のきっかけとなりました。表面的なユーモアを楽しむだけでなく、教育の場における大人の意図や、集団のルールの在り方について、親子で共に思考を深めることができる良書だと感じます。

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なかなかよいと思う 母親の思い   投稿日:2026/07/23
小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。
小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。 文: 原田 剛
イラスト: 筒井 則行

出版社: ワイヤーオレンジ
インパクトのある表紙とタイトルに惹かれ、子どもが自ら直感で選んだ一冊でした。最初は「タイトル長い!」と無邪気に笑い、「ぼくはナスビを売るのはいやだ」と主人公の恥ずかしさや葛藤に素直に寄り添っていましたが、「白血病」という言葉を通して物語の背景にある重い現実に触れることで、作品への向き合い方が一段深まったように感じます。

親が子に対して「鬼」になってでも生き抜く力を身につけさせようとする姿は、世代を超えて受け継がれるべき親の責任や、人間の深い愛情のあり方を強く問いかけてきます。子どもなりに、過酷な状況下で人が果たすべき役割や、他者の痛みに対する想像力といった普遍的な価値観に触れることができたようです。

表面的な優しさだけではない、生きるための厳しさという倫理的なテーマを親子で共有できた、非常に意義深く実りある読書体験となりました。
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なかなかよいと思う 本当の豊かさとは   投稿日:2026/07/23
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ 編: くさばよしみ
絵: 中川 学

出版社: 汐文社
「本当の豊かさとは何か」という普遍的なテーマを真っ直ぐに問いかける名作です。読後にすぐ言葉が出なくても、子どもの視野を地球規模へと広げ、今後の社会の成り立ちや人間の価値観について考えるための、確かな「思考の種まき」をしてくれているように思います。
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なかなかよいと思う 年をとるということ   投稿日:2026/01/19
ばあばは、だいじょうぶ
ばあばは、だいじょうぶ 作: 楠 章子
絵: いしい つとむ

出版社: 童心社
若年性認知症という困難な現実を、孫であるつばさの等身大の視点から描くことで、子どもが自然と当事者意識を持てる構成です。

大好きだった祖母が変わっていくことへの戸惑いや心の葛藤。その繊細な揺れ動きは、読者である子どもの心に深く寄り添い、病気への理解だけでなく、家族の在り方を問い直すきっかけを与えてくれます。
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なかなかよいと思う 当たり前を問い直すきっかけに   投稿日:2026/01/19
さっちゃんのまほうのて
さっちゃんのまほうのて 作・絵: たばた せいいち
出版社: 偕成社
「指がないなんて嘘だ」という当初の疑いが、物語が進むにつれて真剣な眼差しへと変わっていく子どもの姿が印象的でした。

先天性の欠損という現実を知り、「もし自分なら」と想像を巡らせる。この絵本は、子どもにとっての「当たり前」を問い直し、他者の心に深く思いを馳せるための、非常にかけがえのない時間を与えてくれました。
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