日本の代表的な昔話のひとつ「絵姿女房」の絵本です。殿様が、風に飛ばされてきたきこりの嫁さんの絵を見て一目で気に入り、嫁さんをむりやりお城に連れてこさせます。でも、きこりが一計を案じ、最後には、まんまと殿様と入れ替わって嫁さんをとりもどしました。鳥取県で語り手のおばあちゃんから直接聞いたお話を、美しい日本画で描きだします。
私はこれまで鳥取県の方とご縁があり、また大山が大好きでした。だからこの本はひじょうに関心がありました。これはとてもハッピーな気持ちにさせてくれます。私はこのストーリーを通して、夫婦の愛のかたちについて考えさせられました。そしてあらためて生きていく上で大切なものを教えてもらったように思います。素晴らしいお話だと思います。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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