
イカがたこあげをしていたら、タコにおこられました。 「そこのイカ、たこあげ するな」 「ぼくが しているのは いかあげ ですよ」 イカとタコが押しあいへしあいしていると、 まわりにいた動物たちがあつまってきました。 「たこ……だけど いか」「いか……だけど たこ?」 へんてこなことば遊びに、動物たちは大混乱。 すると、タコとイカの舌戦はヒートアップして……
イカとタコの「たこ」をめぐるナンセンスな会話劇。

もう題名でピピッときてしまいます。
ちょっとややこしいですが、新種の言葉遊び、でしょうか。
凧あげがうまくいかないタコが、
腹いせに、うまく凧揚げしているイカに文句を言うところからスタート。
イカが揚げるから「いかあげ」!?
要は、動物たちの名前が隠れている言葉をすり替えて遊ぶ趣向。
わあ、こんなにもあるものなんですね。
だんだんと頭がこんがらがりますが、
まあ、頭の体操兼ねて、ね。
もちろん、軽妙な高畠純さんの絵が伴走しているから愉快です。
そうそう、赤の他人だそうですが、作者の名前が似ているのもこれもご縁。
そう考えると、このコンビだからこその境地なのかもしれませんね。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子2歳、女の子1歳)
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