オーストリアの小さな村に、
とても大きな犬がいました。
なまえは、ヴォルフガング。
村人も、村の犬たちもみんな仕事をしていますが、
ヴォルフガングだけは、仕事がありません。
いかついし、あまりかしこくないし、
よくほえるせいです。
せっかく仕事をもらっても、
うまく続けることができません。
そこで、飼い主のおばあさんは、牝牛を飼って、
ヴォルフに牛乳を運ぶ仕事をさせることにしました。
ヴォルフはうれしくなってしまい、
がむしゃらのスピードで走ったせいで、
ミルクをすっかりこぼすことに。
何度やってもうまくいかず、
とうとうおばあさんはヴォルフを手放すことにしました。
今日が最後、という日、
やはりミルクかんをひいて走り出したヴォルフですが、
道がふさがれていたせいで…?
女の人が、ミルクをぐるぐるかきまぜてバターを作る村でおこった、
みんながしあわせになるおはなしです。
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