ときは15世紀、ところはイタリア、花の都といわれたフィレンツェの華やかな時代に描かれた、
メディチ宮殿の壁画がいま、おはなし名画の一冊としてあざやかによみがえりました。
その世界は500年の時がながれた今も、とうじの人びとの暮らしぶりやできごとを
いきいきとつたえ、わたしたちに感動をあたえてくれるのです。
【イエスの誕生と東方の三博士】
さいしょにイエスをおがみにきたのは、 まずしい羊飼いたちでした。
【イエスの誕生と東方の三博士】
その夜、マリアのあかちゃん、救い主イエス・キリストは生まれました。
マリア はそのあかちゃんをうぶぎにくるみ、かいば桶にねかせたのです。
【メディチ宮殿礼拝堂の壁画】
うすぐらい光の中で、御子とマリア、そして精霊の鳩が光りかがやいています。
そこでゴッツォリは、祭壇の左右に神の誕生をいわう天使たちを描きました。
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