乱暴だけど、本当は心優しい幼稚園児のたろう君。ある日、仲間に入れてもらえずひとりぼっちで泣いていると、 幼稚園の園庭で、ツバメのひなを見つけました。巣から落ちて、お母さんや兄弟とはぐれてしまったのです。 「ピーちゃん」と名づけて、なんとか巣へ戻してあげようと、たろう君は必死で頑張るのですが・・・。
最近こんな記事を読みました。
「つばめ通り」の通称で親しまれている商店街で、
例年、15個以上あった巣が、今年は1つだけしかなかったといいます。
年々数が減少しているそうです。
私の家の向かいの家にも、毎年つばめが来ていました。
でも、今年は見かけません。
つばめは、身近な鳥として親しまれ、
特に、つばめの巣作りから子育て、そしてひなが巣立っていくまで、
見ることができ、心を和ませてもらっていたので、とても残念でなりません。
絵本では、本当はみんなと仲良く遊びたいのに、乱暴ばかりして、
幼稚園の友だちからは、仲間にいれてもらえない子が出てきます。
なかなか上手に付き合えない子っていますよね。
ある日、巣から落ちたひなを助けたことから、みんなでひなを育てようと
力を合わせ始めます。
でも、つばめのひなは、人の手からえさを食べないことを知ります。
巣にもどったひなと兄弟たちを、そっと見守る子どもたち。
そして、このことを通してともだちになれたたろう。
つばめのピーちゃんの成長と一緒に、子どもたちも成長していく姿が、
とても微笑ましく思えました。
生き物を育てたり、このつばめのようにそっと見守っていくだけでも、
子どもにとってはよい刺激になり、優しい気持ちを育ててくれます。
なぜ、つばめの数が減少しているのか原因がわからないとのことですが、
こんな可愛らしいつばめが、また、増えることを願ってやみません。
年長さんくらいのお子さんにおすすめです。 (多夢さん 50代・ママ 女の子13歳)
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