トキオはある日、ちょっと変わった風貌の男の子フウタと友だちになる。
でも次の日、仲間がフウタのことをからかったり、いじめたりしているのを助けることができず、知らないふりをしてしまった……。それでも、フウタは、トキオの弟を助けてくれて……!? ひと夏の友情と思い出を描く、感動的な作品です。
■担当編集者からのメッセージ
山下ケンジさんの作品は、読後に考えさせられる作品が多いと思います。今回も、友情について、勇気について、いじめについて、後悔や懺悔という気持ちについて、いろいろなことを考えさせられます。あのとき、勇気を出していたら……。胸にトゲのように刺さる後悔の気持ち。でも、きっとその気持ちを胸に、この先トキオは少しずつ変わっていくんじゃないか……そんなことを期待させてくれる物語です。(K)
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