
子どものいない夫婦のもとに、ツバメによってさずけられたふしぎな少女、孟姜女。 成長した孟姜女は、労役にとられた夫に会うために、北のはての〈万里の長城〉まで、 千里を歩く旅にでます。 そこで目にしたのは、自分と同じように苦しむ人々のすがたでした……。 中国で長く語りつがれてきた民話が美しい絵本になりました。

ツバメがくれたタネで育った瓢箪から、娘が産まれるというスタートは、どこか他の昔話を類推させたのですが、そこから先はとても悲哀を帯びたお話でした。
中国で作られた万里の長城は、過酷な労働によって作られたものに違いありません。
その中で命を落とした者もあるでしょう。
訪ね歩いて探してきた夫が死んでいたなんて、悲しみの極みです。
悲しみの涙で崩れた長城、涙の海に身を投げた娘、改めて万里の長城の歴史を思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|