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てんぐをだまして、かくれみのを手にいれた彦一は、姿をけして、あちこちでいたずらをします。ある日、みのが燃やされますが、彦一が、かくれみのの灰をかぶると……思った通り、姿がきえたのです! 熊本県に伝わる有名なとんち者、彦一の話をもとにしています。彦一が姿を消す場面など、子どもたちが想像力を働かせて見る作品です。
焚き火の灰の絵、くちびるだけの絵、白地がこんなに饒舌な紙芝居は知りません。
確かにそこに彦一の存在感はあるのに、姿は見えない、長野ヒデ子さんの表現に拍手です。
どちらにしても悪事はどこかでしっぽを出してしまうことを、楽しく描いた紙芝居です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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