壁をつつくキツツキの音に誘われ外に出た、子犬のポンテ。「くんくんふんふん」と嗅ぎ回り、チューリップを食べる鹿や冬眠から覚めたばかりのカエルに出会います。雪どけの水たまりで遊んでいると、あれ? いい香り! 春の訪れを告げる雪割草の花畑が広がっていました。スウェーデンの人気画家が描くシリーズ5作目。
ポンテが戸外に出て知らない世界に触れ、好奇心のおもむくままに駆け出していく様子が、歩き始めた頃のうちの息子と重なりました。
3月生まれの息子は、ちょうど翌年の春に歩き出し、手をつないでヨチヨチ歩くと思っていたら、どんどんトコトコ走ってしまうので、いつも追いかけてばかりいたこと、懐かしく思い出しました。
そして、見るものすべてに興味をもって行動するポンテの元気な姿に、力をもらいました。
(みいのさん 60代・その他の方 )
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