「きをつけて1」 ママの声

五味太郎さんのほのぼの絵本。

大きなトラックのあとを小さなトラックがついていきます。
やがておいぬきます。
ぐんぐんゆきます。
ちょっとスピードがおちます。
すると大きなトラックが後ろから押してあげます。

こんなかんじで、小さなトラックを大きなトラックがフォローしながら進んでいきます。
きをつけて、という言葉が効果的に使われています。

この二台は親子なのかな？微笑ましいなと思いながら読みました。

題名が、きをつけて１だったので、続きがあるんだと思いました。
とても絵がかわいくて、かわいい内容なので、シリーズを全て読んでみたいです。
小さいトラックと大きいトラックのお話です。
大きいトラックが、小さいトラックを見守ります。
フォローが絶妙で、とても優しさを感じます。
トンネルの中で、ちゃっかり荷台にのっている所がキュートでした。

大きいトラックと小さいトラックの道中を描いてあります。
もちろん、小さいトラックの頑張りがメインテーマ。
「気を付けて」の語りかけが、さりげない見守りとなっています。
坂道、トンネルと、ハラハラのシーンに、ドキドキしてしまいます。
でも大丈夫。
この展開はうれしいですね。
この距離感、子育てに似ているような気がしました。

図書館へ行ったら新書のコーナーにこの絵本が！子供が小さい時によく読んであげていた五味太郎。私も子供もこの絵が大好きだったのが懐かしくて借りました。このお話は、大きなトラックが小さなトラックと一緒に走りながらいろいろなところを走っていました。うちの子は大きなトラックが小さなトラックを押したりしているのがかわいいと言っていました。

五味太郎さんの新作ということで興味を持ちました。
かわいらしい感じの大きなトラックと小さいトラックが、道を進みます。途中で小さいトラックが追い抜いたりしながらも、のんびりと走っています。
その中で繰り返されるのが「きをつけて」のことば。ほとんど、「きをつけて」というセリフしかないのですが、口に出して読むたびに、なんだか気持ちが落ち着いてきます。
改めて「きをつけて」って、優しい言葉だなと思いました。
ほかにもあと２冊、「きをつけて」のシリーズがあるようなので、読んでみたいです。