『ハンカチともだち』や『天使のかいかた』など、なかがわちひろさんの描く幼年童話がかわいくて好きなので、こちらを読むのも楽しみでした。
ともだち作りに励む一平くんのおはなし。
以前は「ともだち100人できるかな?」という歌があるくらい友達は多い方が良いという考えが主流でしたが、今は「数人で良いから親友と呼べる友だちを作ろう」と言われます。どちらにしてもプレッシャーになると思うのですが、このおはなしでは、そのどちらでもなく、「ちょっとだけともだち」がたくさんいるのもいいよねと教えてくれます。
大人にも響く内容で勇気づけられました。友だち関係に悩んだ時に読んだら、心がふっと軽くなると思います。