新刊
きみの話を聞かせて しろさめ作品集

きみの話を聞かせて しろさめ作品集(小学館集英社プロダクション)

全編透明水彩画で描かれたイラスト作品に、描き下ろしのショートコミックを大幅に加えた、待望の作品集!

  • 泣ける
  • かわいい
話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

ほうすけのひよこ」 ママの声

ほうすけのひよこ 作:谷川 俊太郎
絵:梶山 俊夫
出版社:解放出版社
税込価格:\1,650
発行日:1999年11月
ISBN:9784759222180
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,874
みんなの声 総数 9
「ほうすけのひよこ」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

5件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 谷川俊太郎さんの創作物語ですが、昔話のような雰囲気があるのは、梶山敏夫さんの挿し絵の影響も大きいかもしれません。

    村の人たちは、「ほうすけ」はどこから来たのか、誰も知らない。いつからいるのか、だれも知らない。それがこの物語の主人公「ほうすけ」でした。
    この冒頭を読んだだけでも、先に気になってしまいます。
    おまけに、詩人の谷川さんだからこそでしょうか。
    言葉の響きがとてもリズミカルできれいなので、声に出して読むと、よりこの物語を感じることが出来る印象を受けました。

    お墓のシーンで始まって、お墓のシーンで終わる、とても珍しい作品だなと思いました。
    「ほうすけのひよこ」がなにを意味するのか、谷川さんが読者になにを届けたかったのか、
    この切ない終わり方にどのような意図があったのか、とても考えさせられてしまいました。
    でも、心に残ります。ぜひ読み聞かせなどで子どもたちにも伝えていきたいです。
    小学校高学年から、中学生・高校生のお子さんたちにいかがでしょうか?

    投稿日:2019/12/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 罪を憎んで人を憎まず

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子10歳、男の子8歳

    10歳の長男と8歳の二男に読み聞かせした。

    長男はちゃんときいていたけれど、二男は昔話のような独特の平坦な文章が始まったら、もう「つまらない」と言って、ちゃんと話を聞けない。

    かまわず読んでいくと、途中で、おじいさんが怒って怒鳴るセリフがあって、その強い調子に二男がガバッとこっちを向いた。

    そのあとは話しに引き込まれ、最後まで聞いていましたが、最初から聞いていた長男が、聞き終わって「よくわからない」と言ったのにはガッカリ。

    人の物を盗むのは悪いことだけれど、悪いことだとわかっていてそれをしたほうすけの追い詰められた気持ちはどんなだったんだろうと思ったら、ほうすけをただ悪者だとは思えなかった。

    子供たちはもう一度自分でゆっくり読んで、ほうすけの行動を考えて欲しいです。

    投稿日:2010/10/10

    参考になりました
    感謝
    0
  • だれにも気づかれない、静かな優しさを。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子12歳

    1980年銀河社出版の再販。

    一人、村はずれの洞穴に住む ほうすけ。
    村の墓地を守り、嫁入りのとき、葬式のときはきれいな声で唄を歌う ほうすけ。
    村人たちは、貧しいながらも穏やかに暮らしている。

    ある厳しい冬のこと、ひもじさに耐えられず、めんどりを盗んでしまう ほうすけ。
    冬の辛さに気が立っていた村人たちは、皆で ほうすけを痛めつけてしまう。
    何も言わず、手向かいもせず、ふところに何かを大事そうに守り、されるままになっていた ほうすけが、春になって村へやって来たわけとは・・・

    ほうすけの、あまりにも穏やかで控えめな存在に村人たちが気づいた時はもう・・・

    奇をてらわず、丁寧に綴られている絵本。
    さすが、谷川 俊太郎氏の心地よいリズム。
    梶山 俊夫氏の抑えた色使いの絵。
    たいまつの炎、ひよこの黄色が生き生きと響いてくる。

    投稿日:2009/04/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 静かに染み入る…

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    谷川俊太郎さんの美しい言葉が静かに染み入り、じわーっと終わるお話です。

    このお話の歌はとても大事な部分だと思います。
    どういう歌か、随分考えました。

    錺栄美子(かざりえみこ)さんは著書「語りの時間」(大阪ボランティア協会:発行)
    の中で「聞き慣れた故郷の追分けや馬子唄などが心をよぎって、それに近い
    メロディーが出て来ました。」と書いています。講座の受講生の発表では
    「かるいわらべうた調でした。」とも。

    私もぶらぶらと歩きながら、ぽつりぽつりと歌ってみたら、
    スーッとメロディが浮かんできました。
    我が家ではそれが定番化していますが、空に広がるような、
    切ない歌になっているといいなと思います。

    投稿日:2008/03/18

    参考になりました
    感謝
    0
  • 音楽物語りで大評判

    • まりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳

    ほうすけは村はずれにひとりで住んでいます。
    ほうすけはめったに村にでてきません。
    お嫁さんがきたときや死人が出たときに出てきては
    歌をうたいます。

    小高い丘の日当たりのいい斜面にこの村の墓地があります。
    墓地はいつもそうじがいきとどいていて、花の絶えることがありません。
    村人はほうすけのしわざだろうか。と口々に言いますがだれも確かめたものはいませんでした。

    ある年のこと何日も雪が降り続いたある晩、
    よきちじいさんの家からめんどりが盗まれました・・・。ほうすけのしわざじゃないか?
    村中が大騒ぎになります。
    このあと、なんだか切ない終わりなんですが、

    このお話は音楽物語として、あちこちのホールで演奏されているみたいです。
    CDも発売されています。
    是非きいてみたいな〜、きっと心にしみるだろうな〜と思います。

    投稿日:2004/02/28

    参考になりました
    感謝
    0

5件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

こんとあき / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / どんどこ ももんちゃん / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / おかえし / だるまさんが / いろいろ ばあ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



えほん新定番 from 好書好日 新井洋行さん

みんなの声(9人)

絵本の評価(4.5)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット