天女かあさん」 パパの声

天女かあさん 作:ペク・ヒナ
訳:長谷川 義史
出版社:ブロンズ新社 ブロンズ新社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2017年08月25日
ISBN:9784893096364
評価スコア 4.5
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  • くもってどうやってできるか、知っていますか。
     そう、空に浮かぶ雲。
     実はあれ、卵の白みで作るんですよ。この絵本にちゃんと載っています。
     「たまごのしろみでチャッチャッチャッとあわをたて」、「そのあわをぐつぐつわかしたぎゅうにゅうにいっぱいずつおたまですくって」いれると、雲のできあがり。
     もっとも、これは天女のかあさんだからできる、すご技ではありますが。

     この絵本の作者ペク・ヒナさんは、自称「人形いたずら作家」の韓国で大人気の絵本作家です。
     なんといっても、彼女の作る人形の造形の面白さ。
     この絵本でいえば、天女かあさんの、白塗りのお顔に度肝を抜かれました。
     まるで吉本新喜劇の芸人さんかと思ってしまいました。
     このへんてこなかあさんだけでなく、主人公の少年も、少年のお母さんも、どこかおかしくて、きっとこんな人はいないんだけれど、どこかにいそうな、そんな造形にしびれます。

     そして、物語の奇抜性。
     ホホ少年が熱を出して、学校を早引きするという連絡がお母さんに入ります。
     でも、お母さんは仕事中で、知り合いに電話するのですが、つながりません。
     最後につながったのが、お母さんのおかあさん。ただ、それは間違って天女につながっていたというお話。
     この天女かあさん、下界に降りて、したこともない料理に挑戦。
     そこで雲までこしらえてしまうことに。

     ペク・ヒナさんの面白おかしい作品に、長谷川義史さんの訳はぴったりの、ご機嫌な絵本です。

    投稿日:2020/06/07

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  • 人形たちのリアル感

    妖しげな天女の再登場。
    熱を出して早退したホホのお世話をするために、間違い電話にもかかわらず、家を目指します。
    妖しげな行動、妖しげな料理が面白いのですが、人形の不思議なリアル感が、物語に異様な空間を作っています。
    お母さんの帰宅と入れ替わりに帰っていった天女さんですが、天の衣装を忘れて大丈夫なのでしょうか。

    投稿日:2017/10/04

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