「まあちゃんのながいかみ」 じいじ・ばあばの声

　最近、４歳孫娘が「髪を長くするの」と目を輝かしていいます。なんでも、七五三の７歳のお祝いのときまでに「なが〜く」したい、のだそうな。
　そこで、絵本ナビ評判の本書を。もちろんお気に入りに。

　まあちゃんとふたりの女の子が、いろいろ語らった夢物語を、最後に「それって　たしかに　とってもいい…」と共感しあうところいいですね。

　孫娘も保育園の帰宅時間帯の自由時間に、ジャングルジムの天辺で友達と楽しそうに語り合うのが見かけられるようになった今日この頃。
　この絵本のように、ともだちと夢を語らい共感しているのだったら…。
「それって　たしかに　とってもいい…」

まあちゃんは、髪が短いです。
はあちゃんとみいちゃんは、髪が長くて、おまけにその髪を
もっともっと長くすると言います。
まあちゃんはくやしかったのでしょうね。
とっても長く伸ばすと宣言したまあちゃんの、長い髪のおはなしが
長く続きます。
最後は、髪の毛が森になってしまいます。
この創造力はすごいです。

まあちゃんは、自分が短い髪だったんで、長い髪のはあちゃんとみいちゃんに負けないくらいの長い髪を自分だってと思う気持ちがうなずけます。（女の子の気持ちを知るいい機会ができます。）
女の子は誰でも一度は、自分も長い髪にしたいと思うんですね！
髪が長くなったらと、オーバーに想像力逞しくたのしい会話が尽きることなく、おしゃべりの楽しさが伝わりました。人と付き合うのに、とても大切に思いました。お話の場面が、白黒の絵で、想像の場面がカラーになるのも、説得力があり強烈なインパクトがとても新鮮です。絵にもとても夢があるし、色彩も綺麗なので、とても気にいっています。