100万回生きたねこなかなかよいと思う せんせいの声

100万回生きたねこ 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743
評価スコア 4.62
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  • 悲しくも幸せな結末

    この絵本は、よく知られていると思います。

    最初に読んだのは年長も終わるころだったでしょうか…。その時はただ「何度も生き返った猫が死んだ話」として認識した記憶があります。
    大人になって再び読むと、それはもういろんな感情が入り混じりました。
    猫はいろいろな時代、いろいろな人のもとに生まれますが、そのたびに死を迎えそして再び生まれます。猫は死を恐れていませんでした。いつ死んでもいい、と思っていたのです。猫にとって自分の命は、決して重いものではなかったのです。
    そしてある時あるところに生まれた猫は誰にもとらわれず、初めて「自分」を感じながら生きるのでした。口癖は「おれは100万回死んだんだぜ」そんなある日猫はとうとう見つけるのでした。永遠の愛と、失いたくないものを。そしていつまでも生きていたいという気持ちを。その幸せが失われた時、猫はもう一度生き返るのでしょうか…?


    猫は初めて「生」を真剣に生き、そして悲しみを知ります。子どもには少し難しい話かもしれませんが、いつか命の重さを知る時に、読んでほしい絵本です。

    投稿日:2013/02/03

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  • 大人向きの絵本かも…

    • 蒼良さん
    • 20代
    • せんせい
    • 兵庫県

    泣ける絵本というので読んでみましたが
    最初は「???」というか、
    こんなので泣けるの?
    と思いつつページをめくっていると…

    まさかの展開!?ってほどでもなく
    ごくありふれた展開なんだけど
    その展開が実はとても「当たり前」のようなことで
    でも、それは忘れがちになってしまうけれど
    とっても大切なことで。

    最後の最後には不覚にも泣きかけてしまいました。
    ねこの物語だけど「人生」っていうか
    「生きること」をとてもシンプルに表現している本って気がします

    子どもにはピンとこないかもしれないけれど
    大人が読むとグっとくる絵本じゃないですかと思います。

    投稿日:2009/07/07

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  • 幸せとは?

    100万回も死んで、100万回も生きた猫のお話です。

    野良猫になった猫は、好きな猫と出会い、愛を育んでいきます。
    初めて本当の幸せを感じる事の出来た猫は、愛する猫が死んで涙を流します。

    この猫を通して、本当の幸せに巡り会う事が出来て良かったなぁと思いました。
    愛する事・愛される事、幸せって何だろう?と考えさせられる絵本でした。

    奥が深い絵本なので、子どもだけでなく大人が読む絵本としてもオススメです。

    投稿日:2008/02/19

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  • どんなに可愛がられていても・・・
    ねこが死んだ時に泣いてくれたとしても・・・
    ねこはいつも飼い主が嫌いでした。

    それを「どうしてだろう?」と考えた時、
    ねこはいつも誰かのねこだったからだということに気づかされます。
    ねこは誰かの「所有物」であって、対等の関係ではなかったからでしょう。

    自分がもしも飼い主の立場だったら、ちょっと悲しい感じがしますが、
    この絵本の中のねこはそう感じていたように思います。

    そんなねこも自分自身のねことなったとき、
    対等の他者を愛するということを知り、
    愛したねこが死んだ時に悲しむということを知るという
    「愛」をテーマにした作品です。
    子どもの頃、これを読んだときにはあまり強い印象を受けず、
    題名の難しさに疑問を感じたことくらいしか覚えていなかったのですが、
    大人になった今、この作品を読んで涙が出そうになりました。
    今の私自身が「愛」というものを知っているかどうかというと、
    ちょっと自信ないですが(笑)
    少なくとも家族や友達、大切な人に対してそれに似た感情は抱いていると思うんです。
    だからこそ、涙が出そうになったのかな・・・?と感じました。

    どちらかというと、大人の方にオススメしたいです!
    大切な人と読んで欲しいです。

    投稿日:2007/11/07

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