新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

  • かわいい
  • 学べる

ホワイトバード」 その他の方の声

ホワイトバード 原作:R・J・パラシオ
ノベライズ:エリカ・S・パール
訳:中井 はるの
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2023年11月24日
ISBN:9784593103935
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,352
みんなの声 総数 9
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

4件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • ホワイトバード 受賞レビュー

    前作『ワンダー』のスピンオフ作品ですが、『ワンダー』を読んでいなくても、難なく読むことができます。

    『ワンダー』に登場したいじめっ子のおばあちゃんは、裕福でインテリなユダヤ人家庭で育ちましたが、ナチスの政策によって差別を受けるようになり、ついには両親と離れ離れになります。おばあちゃんの窮地を救ってくれたのが、おばあちゃんが見下していた下級層の一家。
    差別意識は、誰の心の中にも潜んでいること。監視社会では、誰も信じられなくなること。それでも愛は、信じる心から生まれてくること。色々考えさせられます。
    おばあちゃんと、救ってくれた男の子との恋は、とても初々しくて大人でもドキドキします。だけどその先に、悲しい別れが。なぜなら、この男の子は……。

    ナチスによるホロコーストというと、ユダヤ人迫害が有名ですが、この本では身体障がい者も「排除」の対象になっていたことが描かれています。見た目で人を判断してはいけないという『ワンダー』のテーマに戻っていく作品です。

    投稿日:2024/02/13

    参考になりました
    感謝
    0
  • 「ワンダー」「もうひとつのワンダー」に続く本書。

    おばあちゃんとの会話を通して、自ら気づきを得て自省した、いじめっ子だったジュリアン。
    本作は、そのジュリアンのおばあちゃんサラが、ジュリアンに語った、少女時代の物語。

    ナチスの迫害から命がけで逃げたサラ。それは想像を絶する過酷な体験。
    人はなぜこんなにも残酷で愚かな生き物なのだろう。ただただ恐ろしさに慄いてしまう。
    そんな中でも、優しく尊い人々が大勢いるー。

    命をかけて守ってくれたクラスメイトジュリアン。
    自らの危険も顧みず、屋根裏部屋にかくまって世話してくれたジュリアンの両親。
    恐ろしさの中にも、優しさ、希望が垣間見れ、温かさに満たされる瞬間が沢山ある。
    重いテーマの苦しい話のはずなのに、ぐいぐいと引き込まれて、気がついたら夜が開けていた。

    ー悪は、善人たちがそれを阻止しようと決めたときにはじめてやめさせることができるー

    巻末に詳しい解説があり、ホロコーストについてわかりやすく学ぶことができる本書。
    歴史に学び、勇気を持って、声を上げること。希望を捨てず平和を希求すること。
    多くの気づきを与えてくれるこの物語を、子どもたちに手渡していかなければと思います。

    投稿日:2024/02/13

    参考になりました
    感謝
    0
  • ホロコースト

    • みいのさん
    • 60代
    • その他の方
    • 東京都

    戦争は悲しいこと、苦しいこと、様々あると思いますが、疑わなくてよい人を疑ったり、信じていいのかわからなくなる状況も辛いと思いました。
    「アンネの日記」を思い出しました。
    こちらはフィクションですが、ジュリアンがおばあちゃんに戦争の記憶を話してもらうという形式で、若い人も受け止めやすいでしょう。
    今もウクライナやパレスチナなどで、大変な日々が続いていることが辛いです。
    私自身、両親の戦争体験を聞いて育ったので、子どもたちに上手く伝えることは難しいけど、平和の有り難さは感じてもらいたいです。

    投稿日:2024/02/04

    参考になりました
    感謝
    0
  • 衝撃的なエンディングでした

    第二次世界大戦下で、ナチスの反ユダヤ主義政策による迫害から逃れようとした少女の物語ですが、今のガザで起きている殺戮とシンクロして、心に迫ってきました。
    どうして民族としての優劣感覚、対立的な緊張は無くならないのでしょう。
    この物語では、身体に障害を持った青年も登場させて、障害者に対する観点からも戦争を見ようとしています。
    最終章は現実感から離れてしまいましたが、単純に終わらせることのできない問題を抱えているからでしょうか。
    戦争の多くの犠牲者は子どもたちです。

    投稿日:2024/01/26

    参考になりました
    感謝
    0

4件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / 100万回生きたねこ / もこ もこもこ / うずらちゃんのかくれんぼ / くっついた / ちいさなあなたへ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



ディズニー映画『アナと雪の女王』10周年 本の世界に踏み出そう

みんなの声(9人)

絵本の評価(4.6)

何歳のお子さんに読んだ?

  • 0歳 0
  • 1歳 0
  • 2歳 0
  • 3歳 0
  • 4歳 0
  • 5歳 0
  • 6歳 0
  • 7歳 0
  • 8歳 0
  • 9歳 0
  • 10歳 0
  • 11歳 0
  • 12歳〜 0
  • 大人 9

全ページためしよみ
年齢別絵本セット