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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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わたしはあかねこ」 その他の方の声

わたしはあかねこ 作:サトシン
絵:西村 敏雄
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年08月
ISBN:9784894237308
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,436
みんなの声 総数 95
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  • 親が立ち止まる絵本

    「赤」ネコの誕生に心を揺らす親の姿は、セクシュアルマイノリティの子どもが、カミングアウトした時の親の態度に似ていると感じた。「赤」ネコは、ちっとも自分の「赤」さを恥じていない。むしろ気に入っている。それが自分らしさだからだ。ちゃんと自分を受け止めている。しかし親は、「みんなと同じでないこと」に悩む。親のせい?、育て方のせい?と悩み続ける。誰かと同じであることは、とても安心感を与えるものだ。しかし、そうでないことも受け入れられる社会でありたい。絵本の力は、子どもへのメッセージだけではないと感じさせてくれる絵本の一つだと思う。

    投稿日:2011/08/25

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    5
  • 伝えたいテーマはわかります。

    これって、人間の世界で、”あるある”のお話ですよね。
    大人向きの絵本でしょうか。

    絵もシンプルで、話も分かりやすいし、伝えたいことも、分かりやすいです。
    どちらかというと、好きな絵本です。

    ただ一つだけ、残念なのが、元の家族に、赤色のままでも幸せになったということが、知らされる場面があれば…
    そこが描かれていたら、いいのになと思いました。そういう意味で辛口☆二つにしました。

    投稿日:2017/09/30

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  • 自分を幸せにするのは自分

    あかねこの気持ちを考えるとじーんときました。
    ありのままの自分を愛して欲しいと思うのは、自分を愛している証拠ですよね。

    みんなと違う部分を「わたしはきれいでかわいいこのいろがすき」と言えるあかねこは立派です。
    自分のことを大事にしているんだなと感心しました。
    周りに可哀想って言われたって、この気持ちが一番大切なんですよね。

    裏表紙のみんなで揃って里帰りするところは、なんだか安心しました。

    投稿日:2013/11/19

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  • わたしはあかねこ
    しろねこのお母さん 黒い色のお父さんから生まれたのに あかねこ 兄弟は しろ クロ 白黒ののとら ぶちねこ わたしはあかねこ 
    どうしてとお母さんもお父さんも 悩みますが あかねこはどうして認めてくれないのだろうと 悲しい思いをしていました。
    本当 悲しいよね 親が認めてくれないなんて・・・
    あかねこは 家を出て いろいろな色のねこに出会うのです。
    そして 水色のネコと恋に落ち結婚します 
    なんと 子猫が 7匹うまれます
    あか だいだい 黄 みどり 青 あい むらさき  なんと 虹色の子猫が生まれるなんて 夢いっぱいですね!
    あかねこは 自分のあかいいろが 大好きで けっして 負けなかったのが すごいな〜 
    みんなに認めてもらえないと くじけてしまいそうですが・・・
    あかねこに励まされますね!
     
    あかねこは 本当に自分を愛し 子猫の良いお母さんになることでしょうね!

    投稿日:2011/09/30

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    1
  • 自分を見てほしい

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    すがすがしいお話の内容に感動しました

    日本人の習性はどちらかと言うと「みんなと同じ」であることを良しとする民族です

    赤ねこちゃんの両親も典型的でした
    でもあかねこちゃん本人は「自分の個性」として堂々と自分を大切に貫いてくれたことが嬉しいです

    色としてわかりやすく表現していますが、実際は心の中身の個性を、自分は親としてどこまで見てあげられているのかと、自身の子育てに問いかけたくなりました

    ラストがまた素晴らしい!
    年齢によって受け取り方は様々かもしれませんが、小さな子供にも、楽しめる絵本だと思います

    投稿日:2011/08/19

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  • 考えさせる絵本

    絵は好きなんだけど…

    評価を厳しめにしたのは、内容が子ども向けではないと思ったから

    小さな子どもだったら、内容を考えずにカラフルなねこ達を見て喜ぶのかもしれない

    でも、少し知恵がつき始める3歳以上の子どもなら

    家族に受け入れられず新しい世界に出ていく子ども(自分)を重ね合わせて、どんな気持ちになるのだろう?

    って考えたら、胸が痛くなった

    あたらしい世界で、同じような境遇の仲間に出会って幸せになる

    それは大人であれば理解できるかもしれない、現実はその繰り返しであることを知っているから

    でも、子どもにとって一番大事なのは、家族という一番身近な存在なのでは?

    「みんなちがってみんないい」というような短絡的な言葉ではすまされない絵本

    絵本を楽しむ大人も多いので、

    単純に児童書のジャンルに入れなければ、良書と言えるかもしれない

    投稿日:2023/02/18

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  • わたしはわたし

    自分が良いと思っていることを、周りに認めてもらえない。ましてその相手が家族であれば、とても悲しいことだと思います。
    親ねこや兄弟ねこたちにも悪気があるわけではなく、むしろ あかねこちゃんのことを思っての行動だと分かりましたが、
    読んでいて何だかとっても切なくなってしまいました。

    家を飛び出したあかねこちゃんですが、きっと最後には家族が迎えに来て一緒に帰るのだろう・・・と思って読み進めました。
    しかしそうではなく、自分の存在を認めてくれる運命のねこと出会い、新しい家族を作ってゆく・・・というラストには、とてもリアリティを感じました。

    本当は、家族とも分かり合えたらもっと素敵でしたが
    「価値観は人それぞれだから、そうはいかないこともあるんだよね。でもあおねこくんに出会えて、自分らしく生きることが出来て良かったよね」
    と、これからのあかねこちゃんを応援したい気持ちになりました。
    けれど、一番身近な存在である家族に分かってもらえないのは やっぱりちょっと切ないかな。

    私も 家族や友達に対して、一般的な視点ではなく「このひとはこういうところが素敵」とたくさん見つけられるようになりたいです。

    投稿日:2013/07/10

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  • 黒猫お父さんと白猫お母さんから生まれた「あかねこ」
    「どうしてこの子はあかいのだろう?」

    黒、白の遺伝子を引き継いできた一緒に生まれた兄妹からも
    「どうして自分たちと違うのだろう?」

    そう疑問に思うのは自然なことだと思います。

    そして家族たちは「あかねこ」をどうにか白や黒にならないものか、と頭をひねってくれるのですが、それをあかねこは「自分のあかいろを受け入れてくれないのはなぜ?」と悲しく感じるのです。

    家族はあかねこに思いやりを持っているつもりだと思うんですが、実はあかねこを傷つけていたんですね。

    ハッ!としました。

    どんな自分でも愛してくれれば幸せになれるのに。

    ありのままの自分を愛してもらえないことがこんなに悲しいことだとはおもいませんでした。

    最後に、あかねこは幸せになることができたので、ホッとしました。

    反面、少し悲しく感じることもありました。

    テーマはなかなか深刻だと思いますが、それをわかりやすく伝えてくれる良書だと思います。

    投稿日:2013/06/28

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  • 心の中もカラフルにしてくれる一冊

    • あかねずみさん
    • 40代
    • その他の方
    • 福岡県
    • 女の子12、女の子9

    小学校5年生に読み聞かせしました。
    表紙を見たときは、「うわぁ、赤いネコや」と言っていた子どもたちも、読みはじめるとすぐに絵本の中に入り込んでいきました。

    カラフルネコちゃんのページでは、歓声があがりました。
    メッセージ性のあるストーリーと、遠目にもはっきり、でも何だかとても暖かい絵が、読み聞かせにはぴったりでした。

    幼い子には、「人と違っていても自信を持って、自分を好きでいて
    あげようよ」と言っているようでもあり、

    思春期の子には、「もし今の自分がありのまま受け止めてもらえないと思っていても、一歩踏み出せば、必ず受け止めてくれる場所があるよ」
    と言っているようでもあり、

    子育て中のお父さんお母さんには、「人と同じを基準にすることなく、そのままの子どもの個性を受け止めてあげようよ。」と言ってるようでもあり・・・

    いろいろな年代の人に読んでもらいたい一冊です。

    投稿日:2011/10/24

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  • 一生のうちに出会ってほしい本

    つい他の人とくらべてしまいがちな人生ですが、自分が自分らしく生きるのが一番の幸せで、でもそうやって生きていくには悲しい思いもきゅうくつな思いもしなくてはいけないのですが、一人本当にじぶんのことを思ってくれる人に人は必ず出会うようになっているような気がします。そんな素晴らしいことをきちんと思い出させてくれる素敵な一冊。

    投稿日:2011/08/23

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