きみとぼく(文溪堂)
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はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)
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有名な昔話です。 鬼が出てきて、名前を当ててくれれば…という、よく似たストーリーは外国の昔話にもあります。 トム・ティット・トット、や、ルンペルシュツルツヘンなど。 読み比べると、その風土で味わいが違って面白いです。
投稿日:2017/10/18
年齢とわず楽しめる昔話だなあ、と思います。 赤羽さんの絵は見応えがあり、松居さんの文は味があって、読み聞かせにもむいてそう。 お話の展開はスリルもあり、滑稽さもあり。昔話らしい楽しさに飽きません。手元にあると重宝する一冊です。
投稿日:2016/07/27
鏡を見るようなふしぎな昔話で なんど読んでもあきないですよ。 橋づくりを請け負ったのに なんだか自信のない大工さんと 頼みもしていないのに自慢げに さっさと橋をかけちゃった鬼さんと どっちが大工さんかわからないふしぎ。 めだまをよこす約束だったのに ぐずぐず逃げまわる大工さんと その約束を許してやってもいいなんて わざわざ甘い条件を付け足した鬼さんと 約束ってなんだぁ?っていうふしぎ。 「ねえねえ、それで橋はかかったの?」 娘がはなしの筋を仕切りなおすもんだから 「本当の名前は人には言うな、 言うとたましい抜かれるぞ・・」と切り返し 私も雲けむにまいた次第です。
投稿日:2013/11/24
日本の昔話の絵本の中で、最も素晴らしい傑作、と、言っても過言ではない一冊。 赤羽末吉さんの絵は素晴らしく、躍動感があり、ストーリーの展開と見事に一致しています。 また、松井直さんの再話は、誰もが、作品の世界観を再現できるよう、緻密に計算されつくしています。 短いお話ですが、しっかり読み込めば、一瞬のうちに、子供たちと時空を超えて、日本の昔話の世界に、一緒に旅する事が出来る、極上の一冊です。
投稿日:2013/03/16
たしか…私が小学校の時に、国語の教科書に載っていました。 ちょっと文字も多くて年齢的には、小学校低学年くらいの お子さんに向いているのかな?なんて思いますが… ぜひ読み聞かせで、昔話をお話するのもいいですよぉ。 新しい絵本が続々と登場するなかで、昔話を伝える事も 大切だなぁ〜と思います。 昔話やグリム童話の中には、た〜くさんタメになることや 危険を回避できる事が、お話の中に含まれているんですよ。 楽しいばかりでなく、怖さや残酷さがあってこそ 自分の心に残るのかなぁ〜と思います(^▽^*) こちらの絵本、ちょっと怖い部分もありますが 読み聞かせしたり、自分で読んでみたりと ページを開いてみてくださいねぇo(〃^▽^〃)o
投稿日:2007/11/17
小学校1年生の教科書で紹介されている絵本の中の1冊です。姪っ子は紹介されている絵本の中でこの絵本は借りなくてもいいと言ったのですが、姪っ子に黙って借りてきました。 そして他の本と一緒に読みましたが、ストーリの奥の深さに引きこまれてじっと聞いていました。 子供用につくっているけど、物語としてはかなり深いです。川に橋をかけてもずっと流れていたのは恐らく鬼がそこにいたからじゃないでしょうか。そして鬼の神通力を使って川に橋をかける。そして目玉をよこせという。この目玉も他の昔話では、異種婚で女が人でないとばれたときに目玉をおいて残った夫に目玉を吸わせて子供を育てさせようとする。山の奥の奥で子守唄を歌っていたのは鬼の子供と母親じゃなかったのかと思います。そして子守唄の中に鬼の本当の名前をかたってしまったので、目玉をかけた人と鬼の戦いで鬼が負けてしまったのではないでしょうか。鬼は大工のかわりに、子供に自分の目玉をあげたような気がします。うーん子供の話にしたら怖くて深い話だなぁ。。。
投稿日:2007/05/16
鬼は昔から、こわいものとおもっている人が多い。でもこのおにろくは、なぜか憎めないのは、私だけかな? 大工は川に橋を架けて欲しいと頼まれた。じぃっと ながれる みずを 見つめていた 。 すると ぶく ぶく ぶくとおおきな鬼が現れた。 鬼は、大工にかわり 橋をかけてくれた。 鬼は 大工に「さあ、めだまぁ よこせっ」と いった。 このお人よしの鬼は、「そんなら、おれの なまえを あてれば 許してやっても ええぞ」と約束してしまう。 大工は鬼の名前を森の中で聞いた。 そして約束どうり 「おにろく!」とどなった。 鬼は、「聞いたな!」とくやしそうに いうなり ぽかっと きえて なくなってしまった。 なんと心優しい。おひとよしな 鬼だろう こんなお人好しな 人間もいるような気がする。 赤羽末吉さんの絵は、迫力満点。色使いも良いし なんといっても 子ども達は「おにろく!」と大きな声でさけび このえほんが 好きですね。
投稿日:2006/04/14
鬼が、大工のめだまをもらうかわりに、流れの早い川に橋をかけてやるという話。鬼は、ある意味大工に利用されただけなので、少し可哀相かもしれない。そして、名前を当てられて去っていく鬼は、憎めないと思った。恐ろしい性格の鬼ではないので、こどもたちにも親しみが湧きやすいだろう。
投稿日:2006/04/10
松居直さんと赤羽末吉さんの最強のコンビ。 この二人にかかると、本当に日本人で良かったと思わせてくれる絵本ができあがりますよね。 松居さんの日本語に、赤羽さんの迫力のある絵がうまく合わさっています。 だいくがおにろくの名前をいうシーン、何度読んでも興奮しますね。 ちょっとだけ怖いけど、子どもたちには人気の絵本です。
投稿日:2006/02/23
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