まもなく3才となる娘がややしばらく気に入っていた絵本です。
捨てられてしまった黄色のクレヨンが、いろいろな悲しいものたちの役に立っていくお話。
最後は星に飛んでいく。
大人からすると、なんだかとても寂しい本です。
身を削って人の役に立つ、ものを大切に、
いろいろ考えられる本だとは思いますが、
娘はどんどん小さくなるクレヨンをちょっとかわいそうに思いながらも、
最後は星に飛んでいくのを見て
「クレヨンさんは、きっとお星様に暮らしているんだね。」
と、いつも言います。なんで?と聞くと、
「だって、たくさんいいことしたし、お星様をぬりにいったもんね!」
悲しい最後というより、こういう解釈でクレヨンは今も幸せに暮らしていると思う娘を見て、寂しい本ではないのかもしれないと思いました。
本を読んで何を思うか、その人なりの感想が持てそうな本です。