「どうぶついっぱい！ ひっぱって だーれだ？」 なかなかよいと思う みんなの声

1歳の息子が毎回読んで欲しがる一冊です。
つまんで引っ張ることが出来るようになってからは自分で、引き出したり戻したり、とても楽しんでいます。
生き物の鳴き声を子供が引き出したり戻すタイミングで言うと笑ってくれます。

題名よろしく、クイズ形式の仕掛け絵本です。
テーマは動物ですが、意外な造形が愉快です。
装丁の正方形の空間を使って、動物を出現させるのはなかなかスタイリッシュ。
このあたりは、フランス発のクオリティでしょうか。
最初の絵だけで判断するのはやや難しいですが、
文章にたっぷりヒントがありますから、クイズとしては標準レベルでしょう。
ただ、同じページに解答があるのがクイズとしては難ですが、
仕掛けの意外性がなかなかなので、あまり気にはなりません。
英語併記なので、英語表現も一緒に味わえます。
小さい子からワイワイ楽しめそうです。

つまみをひっぱると、動物が顔をだします。シンプルでいきいきした動物たちの表情が、楽しいですね。とてもデザイン性が高くて、オシャレなしかけ絵本だなと思いました。つまみの形もいろいろで、次のページでは、ちがう動物のちがう部分になっているのも、おもしろかったです。最後のページのたまごの割れ方もカワイイ！じょうぶなつくりなので、小さな子どももいっぱい遊べますね。

色彩や表情がはっきりしていて、月齢の低い子どもから楽しむことができます。
大人が読んでも、元気をもらい、なんだかリフレッシュした気分になることができました。
赤ちゃんから大人まで、幅広い年代で、それぞれ異なった楽しみ方ができて、楽しいです。

デザイン的に優れていてセンスが良い絵本だなと感じました。
ページをめくるたびに予想したり当てたりと、楽しく読めると思います。
「だーれだ だれだ わたしはだれだ？」の言い回し（訳おおはまちひろさん）も調子良く愉快でした。

かわいいイラストがとても気に入って、手に取った本です。
仕掛け絵本の好きな息子と読みました。0歳児にはまだ面白さが伝わり切らなかったように感じましたが、興味を示して触ったり観察したり嬉しそうでした。クイズ形式にしたり英語を取り入れたりと読み方をいろいろ工夫できるので長く楽しめそうです。