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おすのつぼにすんでいたおばあさん自信を持っておすすめしたい みんなの声

おすのつぼにすんでいたおばあさん 作:ルーマー・ゴッデン
絵・訳:なかがわ ちひろ
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2001年05月28日
ISBN:9784198613600
評価スコア 4.85
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みんなの声 総数 19
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  • 腹八分

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子1歳

    控えめなおばあさんが、小さな魚が次々願いを叶えてくれるうち、
    欲に溺れて業突張りになったのを後悔するお話です。

    反省しながらも、おばあさんがどうしても失いたくない願いだけは
    主張したあたり、おかしかったです。
    訳者の「これでじゅうぶんと心から言える幸福」って忘れがちですが、
    恩を仇で返されても罰だけを与えなかった魚によっておばあさんも
    本当の幸せを知ったのでは…?
    便利さと豊かさを得ていく人間が幸せの指標を狂わせているコトで、
    お話の中のネコのように困惑してるものはたくさんいそうですね。

    投稿日:2010/05/14

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  • ありがとう と ごめんなさい

    • ローサさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    お酢の形をした家に住んでいたおばあさん。猫のモルトと二人、質素だけれど幸せに暮らしてました。

    ひょんなことから、「魚の王様」を助けたおばあさん。
    王様は「願いを言いなさい」・・・そしてかなえてくれます。

    おばあさんが「欲」に取りつかれ高慢になって行く様が、なんだかリアルに描かれていて・・(でも、表現は可愛らしくて笑えます。)

    欲をかいた主人公は悲惨な末路をたどるのが常だったのに、このお話は最後に改心したおばあさんが救われます。そこのところが、本当に素敵でした。
    最初におばあさんが言った「ありがとう」と最後に言った「ごめんなさい」と「ありがとう」
    おばあさんの、純粋で素直な行動にジーンとしました。
    そしてそれに答える魚の王様の「私は、うれしい」。


    挿絵もかわいらしく、児童書らしい温もりのある1冊でした。

    小学校低学年では、読み聞かせ、中学年では、一人読みで楽しめる本だと思います。

    投稿日:2009/03/23

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  • とどまることの知らない欲求

    絵本クラブ対象

    あれが欲しい!これがほしい!!と言っていたら、きりがない。
    欲求ってとどまるところがないですよね・・・
    それを感じるお話でした。

    これと似ているお話が他にもありますが・・・とあとがきにも書かれていましたが、
    読んでいると確かに似ているお話が・・・という気分になりました。
    それでもこのお話はこのお話ならではの面白さがあったかと思います。
    おばあさんが次にどんなお願いをするのか?
    自分だったらどんなお願いをするのか?
    そんな想像をするのが楽しかったです。

    そもそも「お酢の壺に住んでいた」という題名自体面白いですよね!
    どんな家?と題名からとっても興味津々の息子でした。

    投稿日:2009/02/06

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  • 少欲知足

    「ねずみ女房」などを書いているルーマー・ゴッデンの家に伝わった昔話です。

    訳者であるなかがわちひろが「金の魚」「漁師とおかみさん」と似ていることを指摘していますが、語り伝えられているうちに、いろいろなお話や思いが伝わったのではないかと思います。

    おばあさんが、小さな魚を助け、願い事をかなえてもらうのですが、その願い事がどんどん大きくなってしまいます。

    欲張りはいけないけれど、少しの欲(願い)ならいいのかなと。日本の「少欲知足」という言葉を思い出しました。

    児童書なので、読むのに時間はかかりますが、最初聞いていない風だった息子も、時々本は覗いていたので、聞いていたのだと思います。

    投稿日:2008/10/31

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  • おもしろかった!

    息子が図書館から借りてきた本なんですが
    “おすのつぼ”と言うところがなんだろうと思って
    読みたくなり、読んでみました。おすのつぼというのは
    ビールの材料のホップを乾かすための乾燥所のことだろうと
    言うことで、それが、お酢を作るのに使われた石のつぼと
    良く似ていたので“おすのつぼ”と呼ばれるようになったのだろう。
    と、添え書きされていました。

    どこかで聞いた事のあるパターンのお話しですが、
    貧しくても満足してくらしていたおばあさんが、
    小さな魚を助けた事から、実は湖の王であったその魚に
    望みは何でもかなえてくれると言われる。
    昔話にありがちな3つの望み的な話しは良く聞くけど
    何でも叶う!ってところは、息子も惹かれたようですが
    私もおばあさんと同じような立場になったら何を頼もうか?と
    考えるだけでワクワクしました。
    また、息子も長いお話しにもかかわらず、
    リアリティーがあふれるおはなしが、ありがちなお話しだな〜
    って感じることなく一気に読むことができたようです。
    遠慮がちなおばあさんの様子にも共感できるし、
    そのおばあさんがだんだん欲深くなっていく様子にも共感できる。
    ゆめのような、ゆめでないような微妙なところが
    とてもおもしろかったです。
    そして、脇役のおばあさんが飼ってる猫のモルトが
    いろいろなものが変化してもながされないぞ!といった
    表情を浮かべたり、態度をとるところも、お話しを盛り上げる
    スパイスの一つになってていい雰囲気を出してました。

    投稿日:2008/10/11

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  • 何でも望みが叶うとしたら…を考えて苦笑。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子14歳、男の子10歳

    “お酢の壺にすんでいたおばあさん”なんて☆
    タイトルと表紙に魅かれ 読まずにはいられませんでした。

    作者のルーマー・ゴッテンさんの家で
    語り継がれてきたお話だそうで
    そのせいか 言葉による描写から 
    楽々とおはなしの情景を思い浮かべる事ができました。
    お話は 小さな幸せを感じながら つつましやかに…
    お酢の壺のような形の家で暮らす
    (1ページ目でこの謎はあきらかに…笑。) 
    心優しいおばあさんが主人公です。
    そんなおばあさんでさえ
    簡単に望みがかなえられるとなったら
    とことん欲があふれでてしまうんです。
    多分自分でもそうなってしまうんだろうな…
    なぁんて 苦笑しながら読みました。
    こんな悪い!?おばあさんに変わってしまったら
    懲らしめられておしまいになるのが 昔話の定番…ですよね。
    とっても優しいおばあさん…だっただけに 
    それではなんだか可哀そう…って思っていたら
    納得の結末にホッとしました。
    反省し 心から「ごめんなさい」と謝るおばあさん。
    きちんと謝ることの大切さを感じました。

    投稿日:2007/11/19

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  • 人間の欲望の果てしなさと傲慢さ

    • ぐるんまさん
    • 30代
    • ママ
    • 和歌山県
    • 女の子7歳、男の子1歳

     娘が図書館で借りてきました。
    これも小学校低学年頃がおすすめかなあ。
     題を見てオスの壷に?すんでいた?って?とタイトルに惹かれて自分が先に読んでしまいました。
    ”お酢の壷の家”とはビールをつくる材料のホップをかわかすための古い乾燥所のことだそうです。
     後書きに書かれていますが、このお話は、ロシアの昔話『金の魚』、グリム童話『漁師とおかみさん』に似ていて、舞台が湖と海、主人公がおばあさんと漁師夫婦など違いはあるけれど、古くから伝わるお話だそうです。
    作者の家で語り継がれてきたお話に、ねこのモルトを加えたそうです。
    私はどれも読んだことがなかったので新鮮でした。
     粗末な住まいに質素な暮らしをしていたおばあさん。
    ある日、なけなしのお金で買った食用の魚をかわいそうに思い逃がしてやります。
    その魚は湖の王で何でも願いを叶えてくれると言います。
     おばあさんは、最初は暖かい夕飯だけでもとお願いし、おじぎをして、食べる前に「ありがとう」と言いに行ってからいただきます。
    一つの願いが叶うと、家、家具、洋服…
    感謝の心は消え、してもらうのが当たり前、もっともっと・・・と欲望は大きくなり渦を巻き、次から次へと欲しいものだらけ。
    猫のモルトだけは前の暮らしに戻りたいと願います。
     人間の欲望の果てしなさ、感謝の心を無くしていく傲慢さ
    が描かれていて身につまされます。
     でも最後はおばあさんも反省し、魚に謝り、魚もおばあさんの行いを許し、今までの希望を全て叶えると言いますが、おばあさんは、週に一回の暖かい食事だけを魚に頼みます。
    ここが救いですよね。やっぱり人間にはあたたかい心がありますもんね。

    投稿日:2006/10/02

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  • 欲望は人を腐らせてしまうもの。

    • 梨華さん
    • 30代
    • その他の方
    • 北海道

    ルーマー・ゴッテンさんの作品は大好きで選ばせて頂いたのですが、中盤までは心温まる展開なのですが、次第に、小さな魚の王様に同情さえしたしまう程、遺憾でございました(-_-;)
    ですが、このままでは終わりません♪ちゃ〜んと素敵な結末が待っておりました(o^_^o)
    欲望は人を腐らせてしまうものでもございますよね(>_<)人間本来の幸せとは何かを痛感させられた素晴らしい作品でございました(o^_^o)日々、感謝の気持ちを忘れずに過ごして行きたいものですね♪お薦めの作品です。

    投稿日:2006/07/31

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